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触手の恩返し〜あの時助けた触手に今はボクが助けられてます!?〜  作者: しゃむしぇる
第1章 究極生命体爆誕

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第27話

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 ハンターズギルドにノーラさんと一緒にやってくると、何やら凄く一階の様子は慌ただしい。


「な、なんか凄く忙しそうです。」


「まぁ、隣町であんな爆発があれば……調査隊やら何やらを派遣しないといかないから。」


 そんな慌ただしさの中を突き抜けて、ボク達は2階のダンさんの部屋を目指して階段を登っていく。


「ダン、ノーラだ。ルータ君もいるよ。」


 少し乱暴にノーラさんは部屋の扉をノックする。


「ん!?あ、あぁ入ってくれ。」


 少し驚いた様子のダンさんの声が向こう側から聞こえたけど、それを特に気にすることはなくボク達は中に入っていく。


 すると、昨日とは打って変わって、部屋の中には大量の書類が散らばっていた。


「すまない、少し立て込んでいて散らかってる。」


「別に、ダンの部屋が散らかってるのは何時ものことじゃん。ルータ君、ここ座ろ〜。」


「あ、はい。」


 ノーラさんと一緒にソファーに腰掛けると、すぐにダンさんが大きな袋を持ってこっちにやって来た。


「ルータ君、コレが今回の任務の報酬だ。」


 そう言ってダンさんが机の上に置いた袋は、じゃらりと金属が擦れる音を立てた。


「こっちが明細書……といっても特に今回差し引かれてることは無い。安心してくれ。」


「あんなに鉱山をめちゃくちゃにしちゃったんですけど……。」


「いや、寧ろ今回はそれが功を奏した。超高温によって融けた鉱山のいろいろな金属がちょうど今冷えて固まってきて、奥の方に眠っていた宝石類が姿を現したんだ。」


「えっと……ボクが役に立ったってことでいいんですか?」


「その通り、キミのやったことはかなり大規模な破壊活動だったが、それが今回はたまたま良い方向に傾いた。だから、お咎めなし。」


 お咎めなし……の言葉にボクは思わずホッと胸を撫で下ろした。正直なところ、怒られるんじゃないかって内心少し怖かったから。


「一応俺の方でも報酬金は確認したが、ルータ君の方でも一応確認してくれ。」


「分かりました。」


 明細書に書かれている金額は、白金貨1枚と金貨80枚。


 金貨でさえこの前初めて見たのに、白金貨なんてとんでもないものを手にするなんて……夢にも思ってなかった。


『ルルア様、白金貨とは何なのでしょうか?』


 と、テンタが頭の中で質問してきた。


『白金貨は、確か……1枚で金貨100枚分の価値があるって聞いたことがあるよ。』


『おぉ〜!!それは素晴らしいです!!早速枚数を確認しましょう。』


 袋を開けてみると、その一番上で大きな白く輝く硬貨が存在感を放っていた。


「コレが白金貨……。」


「ルータ君は白金貨を見るのは初めてか?」


「はい、ついこの前金貨も見たばっかりで……。」


「まぁ、そもそも普通の子供が見れるようなものじゃないから。フォクシー部隊に入ったルータ君だからこそ、得られたものだよ。」


 ノーラさんに頭を撫でられながら、ボクはしっかりと硬貨の枚数を数え終えて、ダンさんに報告した。


「白金貨1枚と金貨80枚しっかりありました。」


「なら良い。時にルータ君、そのお金はどう保管するんだ?」


「え、保管……ですか?」


「あぁ、そんな大金を保管しておく場所があるのかと、疑問になってな。」


「えっと、ここに保管しておきます。」


 そしてボクは、昨日テンタと一緒にやった収納魔法を使って、お金をしまった。


「な、なるほどな。確かにそれが一番安心かもしれない。」


「あと他に任務は無いんですか?無いなら、ボク1回宿に帰りたいんですけど……。」


「今のところフォクシーに要請のあった任務は無い。また何か急を要する任務が舞い込んできたら、アレを使って連絡する。」


「分かりました。それじゃあ、ありがとうございました。」


 ペコッとダンさんにお辞儀して、ボクはノーラさんとギルドを出て、宿屋に戻ったのだった。


続きが早く読みたい方は、続きが気になるとか、続きはよとか感想を送って頂けると、私しゃむしぇる頑張って投稿ペース上げます。

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