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触手の恩返し〜あの時助けた触手に今はボクが助けられてます!?〜  作者: しゃむしぇる
第1章 究極生命体爆誕

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第26話

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 翌日、ボクが目を覚ますと、隣でテンタがまだ眠っていた。昨日ボクの体をメンテナンスするって言ってたけど……それで遅くまで起きちゃってたのかな?


「そっとしておこうかな。」


 テンタがこのままじゃご飯を食べに下に降りてもいけない。……あ、そういえばノーラさんは大丈夫なのかな?昨日ダンさんたちのところに戻った時もまだ意識が戻ってなかったみたいだったけど。


 そして少しテンタが起きるまでゆっくりと過ごしていると、数分してハッとなるようにテンタが起き上がった。


「はっ!?」


「おはようテンタ。」


「る、ルルア様っ、し、失礼いたしました。」


「大丈夫だよ。テンタも昨日疲れてたんでしょ?しょうがないよ。」


「い、以後気を付けます。」


 ぺこぺこと平謝りしてくるテンタの頭を撫でて、大丈夫だよと何度も言い聞かせると、やっといつもの調子に戻ってくれた。


「じゃあ、朝ご飯食べに行くから、テンタ見えないようにお願いね。」


「かしこまりました。」


 ボクの腰から生えていたテンタは、他の人からは見えないぐらい小さい姿になると脳内に語り掛けてきた。


『完了しましたルルア様。』


「うん、ありがと。」


 テンタの準備ができたので、ボクは一階に降りていく。すると、今日は可愛いエプロン姿のノーラさんがボクを出迎えてくれた。


「あっ、ルータ君おはよう。」


「おはようございますノーラさん。」


「昨日はごめんね。私すごく嬉しくて、自分の気持ちを抑えれなかったんだ。」


「大丈夫ですよ。」


「本当にありがとう……あ、朝ご飯は何にする?昨日と同じオムライスでも作る?」


「じゃあオムライスでお願いします。」


「はいよっ、昨日よりも美味しく作るから、期待して待っててね!!」


 ふんっと気合十分に鼻から息を吐くと、ノーラさんは料理を作りにキッチンに行った。数分後、ケチャップで大きなハートマークが書かれたオムライスをノーラさんが持って来てくれた。


「あ、ありがとうございます。」


「昨日勢い余って、ルータ君に告白したけどあの気持ちは本当だよ?私はキミの子供が欲しい。」


「あ、あはは……。」


 な、何て答えればいいんだろう。ありがとうございますっていうのも何か違う気がするし、どうしようかな。


「ふふ、答えは今すぐじゃなくていいんだ。キミが大きくなってからでも全然、私は待ってる。」


 そう優しく微笑んで、ノーラさんはボクがオムライスを食べる姿をずっと見守ってくれた。


「ごちそうさまでした。」


「美味しかった?」


「はいっ、今日もすごく美味しかったです。」


「うんうん、それは良かった。時にルータ君、今日の予定はどうするの?」


「えっと、今日は一回ギルドに行って、昨日の任務の報酬を受け取りに行こうかなって。」


「あ、そういえば昨日なんかフォクシーの依頼受けたんだっけ?」


「はい。隣町の鉱山にいたオーガの殲滅の任務をやってきました。」


 そう言うと、ノーラさんは表情がカチッと固まった。そして焦って何かを取りに宿の受付に向かって、新聞を持って戻ってきた。


「も、もしかしてこれやったのルータ君?」


 新聞の大見出しには、『ドゥルの鉱山にて原因不明の大爆発。』と書いてあった。


「は、はい。」


「うっは、ヤバいね……。どんな攻撃魔法を使ったらこんなことになるの。」


「青いオーガを倒すのに、ちょっと強い炎魔法を使ったら、こうなっちゃいました。」


「すっ……ご、でもこれをやったのがルータ君ってことはどこにも書かれてないし、情報の隠蔽は完璧だね。」


「安心しました。」


 そして朝ご飯を食べ終わった後、ボクはノーラさんと一緒にハンターズギルドに報酬を受け取りに向かうのだった。



続きが早く読みたい方は、続きが気になるとか、続きはよとか感想を送って頂けると、私しゃむしぇる頑張って投稿ペース上げます。

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