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第四十八話 サンブロータ

「ボゲダゴまみれのサンブロータだあ」


「うわああこっちくんなあ」


「なんか大変なことになってた」


「まあなんとなくわかってた」


「とりあえず止めましょうか。ん」


「おおっ?!」


「三郎太さんだけスポっと釣り上げられた」


「あれが影の技か」


「技じゃないだろ」


「おめだぢいいどごさきた。あれなんとかしてくんろ」


「似たようなものについさっきまで散々付き合わされてきたからな」


「もうなれた」


「またやんのかよあれ……」


「キリキリ動いてください」


「最後には統率のとれた隊列みてえになってやがったからなあ」


「ブートキャンプ第二段!」


「なんでそんなやる気なんだよ」



*****



「いやあ、一時はどうなることかと思ったべ」


「結局ボケタコたちにミルヘドリンも加わって村人ほぼ全員にボーまで出てきてひと踊りすることになったな」


「村の祭りよりにぎやかだったべなあ」


「みんなおとなしくなったし、基礎調教も終えたんでひと安心だね」


「これでなんでテイマーとかの適性出ないんだろう」


「参内にこんな才能があったとはな」


「俺より魔物に詳しいよな」


「トラ様は大変優秀ですから」


「で、なんであんなことになってたんだ?」


「ボゲダゴさボー乳ばやったら急にふぐらんで追いかげ回されだんだ」


「想像通りだね」


「ボゲダゴがあんなに動き回るもんだってはずめでわがったなあ」


「あれ育てたらミルヘドリンになると思う?」


「うーん。うちで育ててるミルフェドゥリィムだぢぁ代々ミルフェドゥリィムから生まれだ純粋なミルフェドゥリィムだからなあ」


「ちょっと待って、ミルヘドリンが生まれるとこ見たの?」


「いんや、勝手に増えてるときがあるんだ」


「え?」


「そのときは最初からミルフェドゥリィムの恰好してるからなあ」


「ええ……」


「あいつら分裂するのかな?」


「じゃあボケタコも分裂して増えてるの?」


「急に水場にあふれるのもそういう増えかたなのかもしれんな」


「分裂したときってもとのまま増えるのかな?」


「ん?」


「たとえばヒトにうまく化けられるようになったヒトモドキが分裂したらもとからヒトに化けられるのかなってこと」


「ふむ。それならフェドゥリィム属が何種類かしかいないのもわかるな。全部がボケタコから独自に育つのではもっと雑多な個体がいてもおかしくないだろう」


「多様性が不自然に小さいということか。もとが何種類かの個体の能力をコピーして受け継いでいるなら確かに説明がつくな」


「なんか難しい話が始まった。カレーまだ?」


「トラ様、こちらにご用意できております。お食事を始めましょう」


「おい、エドゥオン、俺も食うぞ」


「俺も」


「そういや腹減ったな」


「おらもええべが」


「はいみんな手洗って」


「はーい」


「統率とれてんな」


「さすがはトラ様です」


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