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第四十一話 勇者チーム

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「そっち行ったぞ!」


「は~い~それ~」



ズバババーン!



「ふう、片付いたな」


「ジュリ、水だ」


「ありがと~」


「もうこの辺には魔物がいないわね」


「ああまた姫さまと冒険できて幸せだ」


「わたくしの勇者様」


「もうすぐ村かしら~」


「そうだな、もうそろそろ見えてもいいはずだ」


「あら、たしかこの森を抜けたところが畑だったと思うわ」


「このまえ来たのは十年以上まえだからな。村も広がってるかもしれないぞ」


「歌が聞こえるわ~。きっともう近くよ~」


「なにも聞こえないけど」


「ジュリちゃんは耳がいいのね」


「それは人の声か?」


「たぶん~農家の人だと思うわ~」


「なら大丈夫だな」


「大丈夫じゃない歌ってなにかしら?」


「歌で旅人を惑わす魔物というかわれわれの世界でいう妖精のようなものがいるらしいと聞いた」


「あーあの羽虫どもか。ぶんぶんうるさいが燃やせば大丈夫だ」


「勇者様には誘惑みたいな状態異常が効かないのよね」


「なるほど。それならわれわれが術にかかってもなんとかなるな」


「見えてきたわ~。あれ畑よね~?」


「あらほんと。畑が広がってるみたいね」


「ああ確かに歌いながら農作業してる人たちがいるみたいだな」


「あれ? まえはここ麦畑だった気がするんだけど」


「とうもろこしかしら~サトウキビかしら~」


「あんれ、お客さんかい?」


「ようぐ来なすったなや。村さ用かい?」


「あ、三郎太に会いに来たんだけど、いるかな?」


「サンブロータ……ああ! 勇者様でねが! こりゃ大変だ」


「慌てなくても大丈夫よ。みなさんお仕事に戻ってくださいな。一人だけ案内を頼めるかしら」


「うわあお姫様もいらしてたんだか」


「これはどういう反応なんだ?」


「歓迎~?」


「うーん、なんだか驚かせてしまったみたいだけど」


「姫さまがきれいすぎて驚かせちゃったな」


「まあ勇者様」


「あー、サンブロータのとこに案内すっからよ、こっちさついで来てけれ」


「ああ、すまないが頼むよ」


「あれ、あんたはまともだんだな?」


「あの~ここでは~なにを作ってるの~?」


「あああの草はキュミュっていう植物でボーの餌になるだよ」


「実がなるのか?」


「種はできっけど食えるようなもんではねえど」


「どこが~餌になるの~?」


「茎の部分が好きみてえだなあ」


「サトウキビに近いんだろうな」


「まえは作ってなかったよね? 普通の小麦畑だったと思うんだけど」


「最近勇者様のお子が来てたんだけどよ、その友達の賢者様がこれ食わしたら乳がうまくなるって言うもんだから実験中だんだ」


「へえ~たっちゃんが~」


「うちの息子が世話になったようだね」


「へ? 賢者様がおたくの息子さんなのかい?」


「あの二人の両親チームなんだよ」


「なあるほどなあ」


「あれ~たっちゃんじゃない~?」


「え? あ、虎彦もいるな」


「チョコたんもいる!」


「三郎太さんに会いに来てたのかしら?」


「おーい、虎彦ー!」


「え? 父さん?」


「うわ勇者チームじゃん」


「は? 勇者?!」


「おやあ、めんずらしい」


「うまく合流できましたね」


「エドさん知ってたのか」


「いえ、今日あたり着くんじゃないかと予測していただけです」


「チョコた~ん」


「ぐるぐる」


「トラちゃん、タツくん、お邪魔しちゃったかしら?」


「ううん、大丈夫だよ」


「俺たちもついさっき着いたところで挨拶してただけだから」


「ゆ、勇者様、姫様、お久しぶりです」


「あら? ネクォンダリィさんじゃない。ごきげんよう」


「ん? 魔物オタクのネコンダじゃないか。なにしてるんだい?」


「ネコさんはヒトモドキの研究しに来たんだよ」


「ヒトモドキ? あのもにょっとしたやつか?」


「ヒトモドキと友達になったからいろいろ調査に協力してもらってるんだ」


「ちょっとよくわからなかったんだが……」


「トラちゃんお友達になったの?」


「そうだよ」


「友好的な魔物たちとは意思疎通ができることがわかったんで、いままで謎とされてきたことを解明するのに協力してもらおうってことでヒトモドキとネコさんに来てもらったんだ」


「ここに来たのはね、ヒトモドキはミルヘドリンたちの仲間なんじゃないかってことを検証しに来たんだよ」


「うちのミルフェドゥリィムと会わせてみてえっつっからよ、相変わらずおっかしなこと言うなあと思ってたけんど、まあ勇者様のお子だからな」


「ちょっと引っかかる」


「どうだうちの子はいい子だろう?」


「急な自慢」


「まあなあ、ボーとあんなに仲良くなるのはいいやつにしかできねえことだな」


「ボー基準?」


「ボーたちは乳しぼり中か?」


「もうそろそろ終わる頃合いだべ」


「そのボーというのはどんな動物なんだ?」


「もふもふだよ」


「もふもふ?!」


「父さん、落ち着いて」


「あれってもふもふっていうのか? ごわごわだった気が」


「ボーっとしててかわいいわよね」


「まさかボーっとしてるからボーなのか?」


「ぼ~~っとしてるの~?」


「なんだか久しぶりに勇者チームを感じました。もう護衛じゃなくなって本当によかった」


「エドさんお疲れさまでした」


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