最終列車に乗り遅れ
最終列車を逃した僕には
帰る手段がありませんでした
二度と人とは出会えません
孤独で生きるしかないのです
ぽつりぽつりと残された光も
いつかは真っ暗になります
動物一匹居ないこの場所で
僕は独りで過ごすしかありません
此処は僕らの居場所ではないと
気付いたときには遅すぎました
荒れ果てた人工的な星は
本来在るべきだった姿を捨て
瞬く間に崩壊していました
逃げ遅れた僕はこの星で
人っ子一人居ないこの場所で
言い訳一つ聞いてくれないまま
風化していくしかありません