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恋バナ

「私…の場合は 何かの衝撃で本物のサラ姫と体が入れ替わったみたいなんだ」

「えぇッ…?そうなんだ…じゃあ…貴方は生きていると言う事?」


「そうなるね」と、サラは頷いた。


「私は…ううん。俺の本当の名前は“ユウキ”って言うんだ。 本来は高校生の男子」

「………!! 道理でお姫様なのに 動きが活発だったのね…?」


「…黙ってて本当にごめん!! 見た目はお姫様なのに中身は男だなんて…キモいよね?」

「ううん……そんな事無いよ!! 正直に話してくれてありがとう ユウキ」


「……マリアの前世は?」

「あまり良く覚えてはいないけれど……前世も同じ名前だったよ。真莉愛まりあって」

「そうなんだ…!! 良い名前だね!!」

「ありがとう…ユウキもね☆」


二人で話をしていると 私もユウキもゲームが好きだと言う事が分かった。


「ユウキも “ファイナル・クエスト”を買ったの?」

「うん…買ったよ!!」


今回 ユウキが買ったのは『ファイナル・クエスト2』だと教えてくれた。


「実は…“ファイナル・クエスト1”を買った時も 同じ事が起きて…前回は、イヴ女王と入れ替わったんだ。その時 イヴ女王はまだ王女だったけどね」

「えぇッ…それ羨ましいなぁ!! 私はアダム様に会いたくて “ファイナル・クエスト1”を買ったんだよ……!!」

「そうだったんだ!?」


だけど まさか続編の世界に生まれ変わったなんてね……。


「でもマリアには優しくてイケメンなサタンが居るから良かったじゃん!!」

「ふふっ…まぁね♡ ユウキは?どのキャラクター推しなの?」

「前回はアダム王子だったんだけど、今回は……」

「今回は……?」


「サタン…か、レイン」


ほうほう…ユウキもイケメンキャラ推しなんだ☆


「じゃあ…私達は本当にライバルだったんだね?」

「まぁ…そうなっちゃうね」


私達は何故か恋バナで盛り上がってしまった。

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