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結婚式
午前9時………。
―結婚式―
「新郎 新婦様のご入場です!! 盛大な拍手でお二人をお迎え下さい!!」
「わぁ~!!」
「サタン様~!!」「サラ様~!!」
「ご結婚おめでとうございます~!!」
祝福の音楽と 盛大な拍手に包まれながらサタンとサラ?は バージンロードをゆっくりと進み祭壇へと向かう。
「(サラ……?)」
「…………」
「(緊張しているの? 大丈夫だよ)」
「…………」
サタンが声を掛けてもサラ?はずっと俯いたまま何も喋らない。
ヴェールで顔が隠れているので表情も良く見えない……。
二人は祭壇へたどり着いた。
「…サタン様。新婦様のウェディングヴェールをお上げ下さい」
神父に言われてサタンはサラ?のウェディングヴェールをそっと上げた……。
すると……。
「えっ……!?」
「なっ……!!」
「あ…あの人は―――!!」
会場が一気にザワッ…とどよめいた―――!!
「そ、そなたは……!!」
ヴェールの下に隠れていたのはサラではなく……。
「無事だったんだね……マリア!!」
「もう…気付くの遅いわよ、バカ……」
城から逃亡した筈のマリアだった―――!?




