メイド達と合流
午前8時30分―――。
「……と言う訳で 結婚式は午前9時からに変更になりました」
「その事ならさっき聞きましたわ」
「えっ…?もう聞いた…んですか?」
クロウが「きょとん?」と首を傾げると 貴族の女性は「ふふっ」と笑った。
「えぇ…ついさっきね。…そろそろ移動しなきゃ。教えてくれてありがとう可愛い坊や」
貴族の女性が離れるとクロウは、「ふぅ…」と息を吐いた。
「…これで大体の人に伝え終わったかな?」
「クロ~ウ!! そっちは終わった?」
「うん、今大体終わった所だよ。でも殆んどの人が既に知っているみたいな感じだった」
「それはね…この二人のお陰だよ☆」
「………?」
キララの後ろにメイドが二人立っている。
「えっと…貴女達は?」
「マリア様のメイド、アリスです」
「サタン様のメイド、メリーよ」
「この二人とレインって言うサタン様の執事が キララ達よりも先に時間の変更をお客様へ伝えてくれたんだって☆ 」
「そうだったんですね。助かりました」
クロウは、ペコリ…とメイドの二人へ頭を下げた。
「いえいえ…!!」
「私達は、当然の事をした迄ですよ」
キララは周りをキョロキョロと見た。
「ところで…レインさんは?」
「サタン様のお着替えを手伝いに行ったみたいです」
「なるほど…」
貴族達は結婚式場へぞろぞろと移動し始めたみたいだ。
「そろそろ良いかな……作戦の確認をします。アリスさんとメリーさんも、キララ達と一緒に来て下さい」
「「分かりました」」
そして時刻はあっという間に午前9時になった………。




