サタンの部屋へ
レインは、サラへ朝食を運ぶ前に 先ずサタンの様子を見に部屋へ行った。
「……サタン様!!」
「やぁ…レイン」
「お身体は もう大丈夫ですか?軽いお食事をお持ち致しました」
「ありがとう。あぁ…平気だよ。心配掛けてしまったね」
サタンは魔族のハーフなので 傷の治りも人間より少し早い。
「いえ…!! サタン様がご無事で何よりです」
「ありがとう……。レインは……私のした事怒っている?」
「……はい」
「そう…だよね。マリアには本当に申し訳ない事をしたと思っている……」
「マリア様…にだけ、ですか?」
「えっ……?」
「サタン様……1つ聞いても宜しいでしょうか?」
「あぁ…何だい?」
「サタン様は…サラ様とマリア様 どちらがお好きなのですか?」
「………!!」
サタンはレインの質問に驚いた表情を見せた。
「そんな事……レインにはもう分かっているんじゃ無いか?」
「それは―――」
サタンは照れ隠しをする様に、レインが用意したスープをゴクゴクと一気に飲み干した。
「サ、サタン様……!!」
「ぷはッ……!! ごちそうさま」
「お粗末様でした…あっ、サタン様」
「ん……?」
「結婚式は、9時からになりました」
「それは……母上の仕業だね?」
「………はい」
「サラや、他の客には知らせてあるのか?」
「サラ様には伝えました。他のお客様にはまだ伝えてません」
「…じゃあ、レインはアリス達と協力して 他のお客様にも結婚式が早まった事を早急に伝えてくれ」
「承知しました」
「それが終わったら、私の着替えを手伝ってくれるかい?」
「……良いのですか?」
「私はレインにお願いしたい」
「分かりました……!!」
レインは、サタンの部屋を出て アリスの居る部屋へ向かった……!!




