残り2時間
「…ウィンディ?それに、皆って……」
「ウィンディーネよ。ウィンディは召喚獣。私の大切なお友達なの」
私がアクアクリスタルを見せると、クリスタルは 嬉しそうにキラキラと光った。
「“皆”は……貴女達を助けに来た仲間達の事。セーラ様とトマスさん。それから…私の双子のお兄様も」
「………!!」
「お兄様達は 私の事を助けに来たみたいだけど。 セーラ様と一緒にイヴ女王の元へ向かわせたわ」
「なるほど……トマスは?」
「トマスさんは、単独行動中。何か作戦があるみたい……」
「そうなんだ…ありがとう」
「……サラ様」
「……ん?」
「昨夜は貴女に酷い事を言って…本当にごめんなさい」
「別に気にしてないですよ!! 私の方こそ、貴女を傷付けてしまったのだから……ごめんなさい」
「…もう気にしてないわ。 貴女が悪い訳じゃないと分かったから」
「ありがとう…この件が解決したら私達 お友達になれるかな?」
「…あら?もう私達 お友達じゃないの?」
私とサラ様は、顔を見合わせて「ふふっ…」と笑った。
そして直ぐに真剣な表情に戻った。
「…教えてマリア。私は何をすれば良い?」
結婚式まで あと2時間―――。




