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サラとレイン
一方その頃。
―???の部屋―
――チュンチュン……。
「(ん…もう…朝か――?)」
小鳥のさえずりが聞こえて 俺・サラは目を覚ました。
※注・見た目は、お姫様だが 中身は高校生の男子である。
その“俺”の夢の中に 本物のサラ姫が現れたのだ。
サラ姫は“タイムトラベル”的な現象が 起こって 自分たちは一時的に身体が入れ替わってしまったと言っていた…。
…俺はまるでこの世界を救うために呼ばれたヒーローみたいだ。な~んてな☆
「ふぁぁ……」
そう言えば俺は昨夜 レインと話してて……そのまま寝ちゃったんだっけ?
ん…?と言う事は、この部屋は……。
「スゥ……zzz」
「………ッ!?/////」
俺の隣でレインが寝てる―――!?!?
そうだ…ここは、レインの部屋だ!!
レインの寝顔可愛い……じゃなくて!!
「(裸ではない…よな…?)」
俺もレインもちゃんと服は着ている。取り合えず…何も無かったみたいだ。
「……んッ―――(ピクッ)」
「(……ビクッ!!!!)」
レインが目を覚ました!!




