ウィンディーネ
「あ…あの……貴女がウィンディーネさんですか?」
『その通りじゃ。あと、我の事はウィンディで良い』
「は、はい…ウィンディ」
ウィンディは「フフッ」と嬉しそうに笑った。
『そう緊張しなくて良いぞ。我に何か用事か?』
「私は…マリア・アレクサンドロです。 貴女の力をお借りしたいのです」
『ふむ……』
ウィンディは、私の事をじろじろと見た。
「あ…あの……?」
『そなたの心は 色々な想いで今にも張り裂けそうじゃな……』
「………ッ!!」
ウィンディは、私の心の中を見透かしているみたいだった。
『……質問に答えてもらう』
「はッ…はい!!」
『マリア。お主は、何の為に我の力を使おうと思った?』
「それは………」
私の頭にサタンの事 アリスの事……家族の事そしてサラ達 皆の事が浮かんだ。
「この世界の……大切な人達を護るためです。私も、大切な人を護るために戦いたい」
『ほぅ……自分の事よりも他人を護りたいと?』
「はい……!!」
ウィンディはニヤリ…と嬉しそうに笑った。
『良かろう。我の力…そなたに授けよう』
ウィンディは、何かを取り出して私に渡した。
「これは……?」
『水のクリスタルじゃ。そのクリスタルを大事に持っていなさい。いつでも直ぐに駆け付けよう』
「あ…ありがとうございます!!」
私はアクアクリスタルをぎゅっ…!!と握った―――。




