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黒い指輪

―ルシアの想い―


「…………」


ルシアは 無言で“ある箱”を開けた。

箱の中に入っていたのは 黒い指輪。


「(これを使う時が来たのね……)」


イヴ……。

貴女の事は 親友だと思っていたわ。

そう……あの日が来るまでは。


数年前―――。


ルシアとイヴ…そしてアダムの3人は 仲の良い親友だった。


ルシアはイヴもアダムも大好きだったが アダムには恋愛感情を抱いていた……。

勿論イヴはその事を知っていた。


「ルシアとアダムが 上手く行く様に 私 協力するから!!」

「うん…ありがとう……!!」


しかし―――。


「えっ…妊娠したかも知れない!?」

「……うん」

「相手は誰なの……!?」

「…そ、それは―――」


「まさか……アダム?」

「………!!」

「アダムなのね?」

「ごっ…ごめんなさい…!!」


ルシアは何となく気付いていた。

アダムは 自分ではなくイヴを愛している事を……。


イヴはルシアの気持ちを知っていたので アダムの告白をずっと断り続けていたのだが……。


しかし アダムの真剣な気持ちを断り切れずに…いつの間にかイヴもアダムを愛する様になったのだ。


それ以来……ルシアはアダムとイヴとは連絡を絶ってしまった―――。


※~※~※~※~※~※~※~※


ルシアは黒い指輪をぎゅっ…!!と握り締めた……。


「皆 私の事を裏切った……その罰は

受けて貰わないと……」

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