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一方その頃
―サタン城―
パーティーには戻らず サタンを刺した犯人の手がかりを探す事にした
サラとレイン。(マロンも一緒)
「城の者は 皆パーティーに参加していた為 目撃者は居ない様ですね……」
「そっか…くりりんは何か見た?」
「にゃ~……(見てない……)」
マロンは頭を横に振った。
…だけど、本当は知っている。
誰がサタンを刺したのか。
マリアとイヴ女王(の偽者)が 逃亡する時間稼ぎの為に マロンは嘘を吐いたのだ。
レインはマロンを優しく撫でた。
「…大丈夫ですよマロン。僕達に任せて下さい!!」
「にゃ~…(ありがとう…)」
レインはマロンを降ろして 何かをポケットから取り出した。
「……レイン、それは何?」
「監視カメラの映像データをハッキングします」
ハッ…ハッキング……!?
「…それって大丈夫なの?」
「本当はダメなんですけど……」
「……ですよね」
…レインって一体何者なんだ?
「(絶対 敵に回したくないな……)」
「―――終了しました」
「早ッ……!?」
「では…データを確認しましょう」
「う……うん!!」
これで犯人が分かる筈……!!