イヴ女王?登場
―――バンッ!!!!
「「………ビクッ!!」」
突然 部屋のドアが開き……イヴ女王が部屋へ入って来た!!
「えっ?イ…イヴ女王!?」
人質になっている筈じゃ無かったの…!?
「今すぐ サタン様から離れなさい……!!」
「………ッ!!」
イヴ女王はナイフを持っている!!
「(まさか…さっきの話を聞かれてしまった―――?)」
「貴方達 二人で城から逃げ出して…私とサラを殺すつもりなのね!?」
「イヴ様……ち、違うのです!! 落ち着いて下さい!!」
「…イヴ女王!! ナイフを置いて下さい!!」
しかし、イヴ女王はナイフを握り締めたまま離さない……!!
「サタン様は、サラと結婚するのよ!!
さっさと出ていきなさい!!」
「…………!!」
イヴ女王は、興奮しているのか……息は荒く、ナイフを持つ手はブルブルと震えている……!!
「(早くこの部屋から逃げないと…!!)」
「(くっ……マリア 先に逃げるんだ!!)」
「(サ、サタン……!?)」
待って…何をする気なの……!?!?
「マリアは、僕が守る……!!!!」
サタンは私を庇って―――、
「……なッ!?!?」
「ダメッ…!! サタン―――!!!!」
イヴ女王へ向かって飛び出した!!!!