目が覚めると、悪役令嬢になっていた【マリア編】

プロローグ

私の前世

―××月××日―

「(へぇ～……このゲーム面白そう!!)」

【ファイナル・クエスト】が発売された!!

※ゲームの名前。

ゲーム好きな私は ぼーっ…と お店を眺めていた。

「(このキャラ、めっちゃイケメン!!)」

そのキャラクターとは “アダム王子”…この【ファイナル・クエスト】に登場する イケメンな王子様だ。

「(…このゲームは キャラたちが喋るのね。アダム王子の声優さんは……？あぁ、なるほど!! この声優さんだから 女性からも人気が高いんだ……!!)」

因みに現在私は 彼氏居ない歴＝年齢の、寂しい人生を送っている。

それもこれも…キツい仕事から解放・癒されたくて 二次元(アニメとかゲームなど 架空の世界の中の住人)ばかりに 恋してるせいかも知れない……。

「ありがとうございました～!!」

「(……買っちゃった☆)」

『そんなんだから 一生彼氏が出来ないのよ～!!』……って また友達にバカにされるかも―――。

でもそんな事 気にしない!!

「(これはもう……遊ぶしかないでしょ!!)」

早くイケメンの王子様に癒されたい～♡

そして 私は家へ向かった―――!!