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アネモネの花言葉  作者: しらす丼
エピローグ
66/69

「キセキ」

 見て! ここからもアネモネの花が見えるんだよ――え? よくアネモネのこと、覚えていたなって?


 そりゃね。だってアネモネは、君との思い出の花だったから。


 前はさ。アネモネを見る度に、君を思い出してつらかったんだ。


 でも、今はもう平気だよ。だってまた、君に会えたんだもん。


 照れるな照れるな! こっちも恥ずかしいでしょう? もう、君は相変わらずだなあ。


 ねぇ。アネモネが集まって咲いていると、なんだかカラフルな絨毯みたいじゃない?


 飛び込みそうだなって……そんなことを思うわけないでしょ! 一応ここ、二階だし。


 せっかく君に再会したのに、命を投げるなんてありえないじゃん。


 ああ、ねえそういえば……オレンジや黄色には花言葉は無いんだっけ。ならば図々しく私が決めてしまおうじゃないか。


 ゴホン。では、発表します!


 恋の軌跡、愛の奇跡。

 他にも様々な意味を含む――「キセキ」。


 どうかな?

 ちなみに言っておくと、これは急に決めたんじゃないよ。


 君に指摘されて花言葉を調べ直している時から、ずっとその言葉があったら良いなって思っていたからね。


 だって君と再会した日。本物の生きたアネモネから、そんな言葉を受け取っていたんだもの。


 そんないろんな「キセキ」のおかげで、私には君との今があるんだからさ――。




 そう。これは優しく美しい愛の囁きなどではないし、儚く苦しい恋の物語でもない。


 アネモネの花言葉と歩む、私たちの物語。





 本編、完。

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