女
「相棒、あれなんだ」
それは大道芸人である
ナイフを飲んでいる
「ごくん、ごくんぷふあ、、はい、みなさん」
彼女の周りの見物人が拍手する
そして、次に芸人がたいまつを4本持って、それに火をつけジャグリングをしながら
歌を歌う
すんだ清流のような音色
そしてぺこりとお辞儀をして、「今日はこれで終わりです」
「はーーーーーー」
いつまでは駆け寄り、手を取る
「すごい、すごい、あなたはどういうひとなの、これはどうしてやったの、ねぇねぇ教えて」
相手の小女下がる
「いつま。近い」
キスしそうなくらい近いのである
「あ、わり、、ごめんねーいやーにしてもすごいよね、あのさ炎のたいまつをこうグワーッて投げながら歌うたってたのすごい良かったよ、歌ってた歌ってあれでしょ
代々、いつまでに伝わる―パンクな曲、あれいいよねー確か100年前のいつまでの一人が「自分の半生をつづった」ってさ、明るいメロディの中にほのかに漂う、暗い雰囲気っていう」かさ、歌詞がいいんだよねー私あまりくらいの好きじゃないんだけどさこれは特別っていうかさ」
この場合のいつまでとは、いつまでという妖怪の種類である
「何をしてたか、思い出せないくらいに悲しかった」
歌いだす明るく陽気に
「今までの人生はいったい何だったんだろう、いつも自分のしたいことを必死に抑えて
壊れている家庭、殴る父親、成績をー大事にするあまり、写真に移る私は真顔ばかりで
学校ではアンデッド扱い、校庭にタラバが盛り下がるといわれました
助けて、誰か助けて、届かない叫び
転校生がやってきた、逃げても負ってきていったの「お友達になりましょう」信じたかった
信じられないくらいにめっちゃくちゃになった、林間学校
オールレイス!誰も信じられる人がいない
誰か助けて―誰か助けてよって言ってもヒーローは来ない
誰か助けて―誰か助けてよぉー届かない叫び」
曲名はオールレイス(すべての裏切り)
歌詞は暗い、でも曲調はリズミカルに明るい、そしてロックゆえの叫びのような天しョンの上がり方がある
「ふぅ~」
いつまでは3年前のことを思い出した、本当に悲しかったことを思い出した
「この歌うたうと3年前のことを思い出す」
いつまではそういって、しんみりした顔をした
「うまいね!君」
「そうだろ、そうだろうなんたってあ、た、し、も、いつまでだからね本家本元ってわけよにゃはははっははは」
大道芸人の声に一瞬でテンションが戻り、高笑いするいつまで
「あの出来たらおひるごはん一緒に食べません」
「まじで、いいの、ありがとう~」
そういって手を取りぴょんぴょんと跳ねる
完全に取り残されたじゃ骨である
「うまい、うまい、うま、、ゲホゲホ」
彼女の家で、なぽりたんをほうばるいつまで、というかリスみたいに頬が膨れてる
あと口元が汚い
「だ、大丈夫ですかあのお水」
ごくごくごく飲み干す
「パはー生き返った―」
「早食いすぎだ」
注意するじゃ骨
「なんだよ、別にいいだろ相棒」
口をとがらせるいつまで
「いいけどさ、、、」
半眼で見つめる
「あの、あのね見たところここの人じゃなさそうだし、ひとまず言っておくけど夜は歩かないほうがいいよ」
いよ彼女はうつむく
「そりゃまたどうして」
「どうしてって、ここらで人が引かれる事件が起きてるのでも、車の音がしなくて目撃者は、水車の腕をした女ってしかいってないし」
「なるほどね」
腕を組むいつまで
「行くか、相棒」
「おう」
二人とも立ち上がる
「あ、あの」
いつまで彼女の腕をとる
「とりあえず案内してくれ事件現場に」
行ってみると
普通の中華料理屋の前である
「相棒、、、これ片車輪の仕業じゃないか」
「片車輪」
眉を顰める彼女
説明するじゃ骨
「片車輪っていうのは人を片方の肩から出た車輪で人を引く妖怪さ
主に夜に行動する、性悪は残忍だが一つの性格がある
やつが、その獲物として狙うのは子供の教育を放棄した母親
それがいない場合はうわさをした人、そして無差別というように
一応は母性狙いで来る、戦闘能力は高い妖怪だがどうするいつまで、」
いつまではひざまずき、地面を中指で撫で
「決まってる、倒すそれだけだろ」
夜
「よぅ」
いつまでは水車の女を見つける
「獲物か、あらあなた妖怪ね、見逃してくれるのかしら」
そこでいつまではまっすぐに見つめ返すと
黒髪の、グラマーナな美女である
目が猫かのように細い
「いやだね」
ぶんと思い鉄の塊のような水車を、まずしょげきを横に動いてかわし、そのまま攻撃しようとして
たたかれる
横にはたかれる、そして壁にたたきつけられたかに見えたのだが
「ふむ」
水車の中心をつかんで動かない
「離せ、離せ離せ」
腕を振り払おうとするも振り払えない相手「こんのくそがきが」
ぎりぎりぎりぎり水車が壊れそうになる、しかもつかんでる腕は片方のみ
「相棒」
声をかける
そして、じゃ骨が蛇を体から出す
それは背中から出てしゅるりと片車輪の体に巻き付き
「いっ、、、、くっ、、、、、」
しばりつける
そこをいつまでが逆に手前にもってきて
せめてもの腹パン一撃を入れる
「かはっ」
動かなくなる片車輪
「そこへ、お母さん」
出てくる小さい片車輪
「お母さんをよくも、えい、ぐるぐるアタック」
いつまでに小指でつかまれる
「いてててて」
そしてお母さんの目の色が変わったところで話す
「はい、きをつけな」
「ありがと、、、じゃないお母さんを放せ」
そしていつまでたちは黙って立ち去る
「あんたさ、理由があるんだろでもね、ひとをころしてはいけないらしいよ」
そう一言だけ添えて
ぽーかんとなる、3人
そこへ、警察が来る
たさ3人の目にはいつまでの瞳にある、悲しみとも怒りとも言い切れないものが気になる
なんだろう、あれ
そして夜は明ける
前にいろいろなタイプのいつまでといろいろな話を書いてきましたその中には結婚とか
、裏切りとか、やっぱりあったわけで
はぁ、楽しかったなぁ