表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

黄金の聖女

はじめまして!

初めての投稿で緊張と不安で色々と誤字脱字があると思いますが、そこは生暖かい目で見て頂いて、そして、アドバイスを頂けると光栄です。

これからもよろしくお願いします。


  年が越えて、寒い冬が終わり春の生暖かい風が頬を伝い、桜の蕾が咲く頃…

  俺、土門要つちかど かなめは、草羅木市にあるアヴァロン・ペンドラン学園に様々な力を持った人達が集まる入学式にへと足を運んだ。まだ知らない校歌を先輩達が歌ってるのを聞いたり、校長の話が始まったので聞き流すとしよう。




  ある日突然だった。2018年アメリカでの話。大統領が射殺される瞬間だったそれに、気づいた1人のSPが大統領を庇うように前に立ち右手を突き出した時だ。そのSPの右手から盾が出てきたのだ ! その盾のお陰でSPも大統領も無事だった。それからだった。この異能力が世界に広がったのが…その異能力は自分の利き腕から発現するらしい。それに個人個人によって武器が変わるらしいが、自分が望んでる武器が出てくるかわからない…それをブレイブと言う。能力を扱えるようにするために出来たのがこの学園。

「ふぅ~ やっぱり疲れるよね」

 俺は、教科書を上下に揺らしていた。そうやっていると隣に座っている彼女が

「だよね~集会嫌い~。眠くなっちゃうよ~」

 は欠伸を左手で隠し誤魔化す。しかし、目元からは少し涙が出ていた。アメリカ出身ならではの透き通る様なブロンドヘアーのツインテールで髪が揺れると光で反射し輝く髪がとても綺麗で見とれてしまう。目力のある赤眼。そして、中々ある胸。身長は153位だと思う。そして、誰もが知っている英雄ヴァルキリー・バランドの称号を持つ地上最強のお父さんを持つペルア・ティトアニア・リアナ。財閥、ティトアニア家の1人娘である。家が隣どうしのご近所さん。だから、小さい時から知っている。まだ、5歳の時は人見知りで恥ずかしがり屋だった彼女が今は陽気な子になって。まるで親目線だな。

「よ~すっ! 」

 軽い調子で話しかけてきたのが萩風一樹はぎかぜ かずき。中学の頃からの友達だ。オールバックで濃い緑色の髪色が特徴的で、尚且つ俺よりも身長が高い180位ある。明るく、友達思いの男だ。その隣には、上條花里菜かみじょう かりな。この子も中学からの友達だ。ピンクのボブカットで、髪の先端が少し跳ねているのが、特徴的だ。身長はリアナと一緒位だと聞いている。一樹と同じように明るい子で、友達思いのいい子。花里菜は席に座っていたリアナにいつも挨拶代わりにキスをしようとする。リアナはいつもされると心の底から嫌だと言ってる様な顔をしている。

「止めてやれや花里菜。リアナすげー嫌そうだぜ」

 少し引きつった顔で言う一樹に対し、彼女はとても怒っていたようにも思えた。



 ドアの開く音がした。入ってきたのは、黒いスーツに身を纏った男の人。多分俺らの担任だろう。

「はい。早速だか、今日から担任を勤める木見津義陰きみつよしかげです。よろしく」

 その人は目は死んだ魚の様な目をしており、少し痩せ細っていて、暗い顔をしていた。

「では、今机の上に置いてある紙袋の中を確かめる。まずこの学校のパンフレット・校章・教科書。皆入っているな。よし。じゃあ、それを親御さん達に見せてください。今日はこれで終わりです」

「起立! 礼! さようなら」

 今日は、もう学校が終わり。家帰ったら何しようかな~そんな事を考えていると、またもや一樹達が来た。

「一緒に帰ろうぜ。お二人さん! そう言えばさ、明日闘技戦だろ?」

「そうだね! 家帰ったら特訓でもしようかな? 」

「一人じゃなんだし、皆で特訓しようぜ」

 一樹が言うと、リアナも花里菜も頷いた。勿論俺もだ。そして、学校から歩いて10分程度の場所に、バトルフィールドと書かれた練習場がある。そこに行く事にした。学校を出て歩いていると花里菜が皆に聞いた。

「あの~、高校入ったらブレイブ変えられるらしいんだけど、この中で変える人いる?」

 俺は変えないつもりだと答えた。リアナも一樹も。そう答えると花里菜は少し不安げな顔をし、

「ボク、ブレイブ変えようと思うんだ……このコにはお世話になったけど、風のブレイブは扱いづらくて、水のブレイブにしようと思う」

 この中で別に反対する者はいなかった。なにせ、ブレイブを変えることは自由なのだから。

 


 ブレイブには属性と言うモノがある。火を操る火属性。水を操る水属性。風を操る風属性。そして、光属性と闇属性がある。これには、相性というものがあり、火は水に弱く、風に強い。水に弱いのは、勿論火は水を被ると消えてしまうからだ。風に何故強いかと言うと火を纏っておけば風は火の温度で浮いてしまう。だから、上手く操ることが出来なくなるからだ。水は火に強く、風に弱い。火に強い。風に火に弱く、水に強い。水に強い理由は強い風を与えることによって、水を淡くさせ操るのが不安定になるからだ。光と闇は互角と言うところだろう。光が弱ければ闇に呑まれる。光が強ければ闇は消える。そして、ブレイブには様々な種類がある。大剣、太刀、双剣、槍、弓、薙刀、ハンマー、ボウガン、盾。自分に宿った武器と属性を操り戦う。それが闘技戦。勿論、花里菜みたく、合わなくて変える人もいる。その時はチェンジングと言う学校にも商店街にもある、ブレイブを変えられるボックスがあるので、そこで変えられる。属性も様々な人が使うことによって異なる。炎はマグマに。水は氷に。と。



「いらっしゃいませ」

 店員が笑顔で挨拶をしている。返事を返し進むと、フロントに二人の女性がいた。

「お母さんただいま」

 花里菜は笑顔で走って行った。左にいるのが花里菜のお母さん。花里菜と同じピンクの髪にロングヘア。とても親切で優しいくとても綺麗な人で、体のラインもモデル級。名前は上條美翼子(かみじょうみつこ)

 美翼子さんはここに務めている。

「おかえりなさい。あら、皆来たのね~ いつも花里菜がお世話になっております。」

 そっと微笑む美翼子さん。まるで女神の様な優しく、可憐な笑顔だった。それに見とれていた俺らに花里菜は俺らの手を引っ張り練習場に向かった。



 剣と剣のぶつかる音が練習場に響きわたる。

「ふぅ~ どうだ? 花里菜。使えそうか?水属性」

  一樹が剣を鞘にしまうと、花里菜に聞いた。花里菜はうん! と頷いた。とても嬉しそうだ。いや~しかし、3人とも強いな。リアナは全国2位の実力者。花里菜は県大会女子の部で5位。一樹は男子の部で4位と俺の周りはこんなにも実力者がいて、教えてもらってるのに一向に強くならない。が、

「要は、少しずつだが強くなってるわよ。前までは弾かれただけで尻もちついたり、私達のスピードに追いつけなくてガードばっかりだったりね。でも、今は、少し追いついてきたり、筋トレしているのか分からないけど尻もちも付かないようになったりして成長してるわよ。まぁ、私からしたら、まだまだだけどね」

  タオルで首元を拭きながら褒め言葉をくれるリアナ。その言葉にいつも勇気を自信を貰っている。だけど、最後の言葉は要らないだろ…。さぁ、休憩したらもう一回やるわよとリアナに手を引かれる。




「お兄ーちゃん! 起きて! もう6時半だよー。後、リッちゃん来たよー」

  妹が階段の下で言っている。6時半か。まだ後30分寝れるじゃん。後少しだけ寝よう。そう思いもう1度寝に入る俺。

「うぐっ……!! 」

  俺の腹に重い何かが置かれた感じがした。目を開けてみると、なんと、リアナが俺の腹の上に乗っていた。俺は、慌てて動くとベットから落ちた。リアナも俺が動いたのに対して荒てていた。

「いったーー……大丈夫かリアナ? …ん?なんだこれ? 」

  俺の目の前は暗く正面にはピンクと白のシマシマの何かがあった。思わず興味本心で触ってみると、それはビクッと揺れた。それと同時にヒャウ!?と言う誰かの声の様なものが聞こえた。

「なに触ってるのよ!? バカ! ちよっと動かないでよ! 」

  そんな声が聞こえた時には俺の顔は真っ赤だったろう。その暗闇とシマシマが遠ざかるとリアナの顔が見えた。その時には冷や汗と興奮が両方来た。俺は、すぐさま土下座をし謝った。

「ご…ごめん! けしてわざとじゃないんだ! ごめん! 」

  リアナは顔を赤く染め、スカートを握り地面に押し付ける。彼女は目を逸らした。

「別にいいわよ! さ、先学校行ってるから……」

  リアナはそそくさと部屋を出ていき、玄関のドアを閉った音がした。その音が消えたら、階段を昇ってくる音が聞こえた。

「お兄ちゃん。リッちゃんに何したの?凄い赤くなって出てって行ったけど……」

  妹の土門紗彩つちかどさや俺の妹で今中学2年生の絶賛成長中の女子中学生だ。銀髪のストレートの髪。身長は148センチほど。皆に愛される可愛い妹だ。その妹がエプロンをしたまま顔を顰めて聞いてきた。勿論。リアナのパンツを見たなんて到底言えない。

「なんでもないよ! 気にしないで…さぁ、朝ごはん食べて学校行くわ。いつも用意してくれてありがとうね。」

  俺は、紗彩の頭を撫でて階段を降りる。朝食はパンに目玉焼きとオレンジジュースだった。朝食を終え、支度をして、ドアに手をかける。

「じゃあ、行ってくるね~ 」

  俺は、紗彩に手を振りドアを開ける。紗彩はエプロンで手を拭き、拭き終わると手を振り返してくれた。

「いってらっしゃい~気をつけてね」

  ドアを閉じ、通学路を歩いてると、

「よっ~す! おはよう。要ー! 」

  後ろから聞こえる声は一樹だった。振り返ると、酷い顔をしていたのだろう。一樹の顔は少し引きつった顔をした。

「ど、どうした?お前すげー顔してるぞ」

  さっきの出来事を言える訳でもなく、だから何でもないと答える。そう答えると一樹は色々とあったんだなと言って深く詮索はしなかったので、ありがたかった。

「今日、闘技戦だろ?タッグマッチかな?それともグループマッチかな?要はなんか聞いてるか?」

  歩きながら空を見て聞く一樹。俺は一樹を見て何もと答える。

「そっか~」

  ため息をついた一樹。何かあったのか?と疑問に思ったので聞くことにした。

「何?どうしたんだ?なんかあった?」

  俺が聞くと、首を横に振る一樹。そっか何でもないなら別にいいんだがと答えたが、やはり少しは気になる。でも、今はそんな事より今日は1年生の闘技戦がある。2、3年が見てる中でやると言われてる。噂だが本当の事なら緊張が増す。でも緊張しても自分の出せる最大の力を出さなければ後悔するだけだ。後悔はしないようにしないと……。そんなこんなで学校に着いてしまい。朝のホームルームが終わったら早速闘技戦らしい。靴を中履きに履き替え階段を昇り教室の前で一呼吸を置き、ドアを開ける。

「おはよう」

  笑顔で皆に言った。クラスにいるのは10人程。その10人の中にリアナの姿があった。リアナ以外はおはようと返してくれた。その中でも教室で愛くるしい小柄な体型で青髪のショートカット。身長は150位だろう。その子の名前は小咲蕾こさきつぼみさん。まだ高校生活が始まって二日目なのに1年F組。この教室のアイドル的な存在の子。男子達は小咲さんのファンクラブを作ったらしい。勿論、リアナのファンクラブもあるらしい。小咲さんがおはようと言いながら近づいてきた。歩いてるだけなのだがドジっ子なのだろう。机の足に左のつま先をぶつけてそのまま前に転びそうになった時だ。俺はあっ! と言うことしか出来なく足が動かなかった。だか、後ろから誰が通った感じがしたと思えばその人は転びそうな小咲さんを前から肩を掴んで転ぶのを防いだ。なんだあんな紳士見たいな事をする奴。この教室にそんなの居たかな?と考えていると、その人はこちらを向いた時俺は、紳士だと思った俺が馬鹿だと知った。

「何止まってるだけなんだよ、要。蕾さんが転びそうだって時によ。だから、まだまだなんだよな」

  その男子は一樹であった。一樹は紳士なんかじゃない。顔は悪くないのだが…。中学の頃は体育でプールだと○○ちゃんの胸大きくねぇ?とか修学旅行のお風呂では女子風呂を覗こうと必死に壁を登ってたり、変態のアイツがこんな事するはずがない。なんかの間違いだろう。と思いたかった。アイツの顔が振り返る時少女マンガの絵みたくキラキラしていた。うざい……助けたのが同じクラスの神代悠雅(かみしろゆうが)君だったら。神代君はイケメンで身長が180後半だと聞いている。金髪の髪の毛に、涙ボクロがあり、なんと初日からこの学園の女子だけでなく、近所の人達も一目見ようと来た時があった。多分今日もだろう。男の俺ですらカッコイイと憧れる人だ。勿論、剣の腕前も凄いと聞く。

「で、小咲さん。何か言いたそうだったけどどうしたの? 」

  一樹に礼を言って振り向くと、俺の質問に何か閃いた様にした小咲さん。

「あの~、土門君って闘技戦タッグかグループか知ってるかな? 私その、組む相手がいないからその…一緒に組もう?ダメかな? 」

  モゾモゾと恥ずかしそうに手を組んだり、離したりをしながら頬を赤く染め聞いてきた。俺は何故俺なのかが分からなかったが取り敢えずいいよと返すと、小咲さんは嬉しそうにありがとう!よろしくお願いしますねと言って、教室を出ていった。俺を選んだ理由が分からないから後で聞くことにして、自分の席に着いた。ん?隣からもの凄い良くないオーラを感じる。確か隣は……少しづつ横を向き、見てみるとリアナから怒りの様な殺意の様なオーラが出ていた。

「ど、どうしたの?リアナ。なんか変だぞ?」

  俺は恐る恐る聞いてみると、リアナはそっぽを向いてしまった。「朝の事は悪かった。すまん! だから、この通り」

  俺は言いながら土下座の体制をとり謝った。そうするとリアナは、

「はぁ、別に朝の事はもういいわよ。別にわざとじゃないんだし。でも、何で蕾さんと一緒に闘技戦受けようとしてるの?私がいるのに」

  指を指して言ってきたリアナ。

「おいおい、何でお前と俺でやるってもう決まってるんだよ。約束してねーぞ? 」

  俺は、頭を上げリアナに聞いてみると指を指して言っていた彼女はもういい!と言って不貞腐れてしまった。俺には訳がわからなかった。鐘の音が鳴った。

「そろそろか……」

  この鐘の音は闘技戦の予兆。放送が流れ1年生は体育館に集まれとの事だ。




「アヴァロン・ペンドラン学園の1年生の生徒達よ。今日は事前に言っていた通り闘技戦を行う! 闘技戦のルールは5人でのグループマッチだ! それでは今から3分間で5人グループを作ってくれたまえ」

  校長は張り切ってるのかわからないが今日は昨日より声を張り上げてる。まぁ、いいか。取り敢えずは、小咲さんの所行かないと……俺は肩を軽く叩かれ、向くと小咲さんがいた。後、3人どうしよっかと言われたので俺は小咲さんを連れ、一樹達の所に向かった。一樹達なら3人で固まってるはず……おっ! いた。俺と小咲さんは小走りで一樹達の元へ向かった。

「一樹。俺と小咲さんもいいかな?」

  俺が一樹に聞くといいよ!と言ってくれ、隣にいた花里菜もリアナもいいと言ってくれた。リアナはまだ怒っている様子だった。組んだら座ろうぜ。その方のがわかるだろ?と一樹が言う。俺らはそれに従う様に座った。座ると一樹は俺の耳元で、

「よく蕾さんを連れてきたな~ナイスだぜ要」

  一樹は俺の肩を少し強めに叩いた。結構痛い……

「では!全部で12グループ出来たましたね!それではグループのリーダーを決め、抽選を引いてください。」

 俺らのグループはリアナで即決まった。後のグループを決まったみたいだ。AとBのブロックがあるらしく、俺らはAの6試合目、一番最後だ。敵は中村組と言うグループ名のチーム。2階の観客席へと移動した。2階には観客として勿論、先輩方もいる。



 着々と試合が進んでいく……次の番になった。俺らの番の前はあの、学園1のイケメン。神代君の番だ。女性陣はまだ、神代君が出てもいないのに、悠雅や神代君と書いてある団扇やタオルを取り出し、キャーと騒ぎ出した。まぁ、わからなくもない。コンサートとかそんな感じだしな。

「では、5回戦目!! ここで皆さんお待ちかねのあのイケメン! モデルかつ俳優もやっている人気急上昇中のこの人!神代悠雅だぁーーー!!! 」

  先生も好きなんだ~とわかるくらい力が入っていた。東ゲートが開き、神代君が現れると女子の声がさっきまでとは比べものにならないくらいに大きくなった。相手はウルフエンブレムと言うグループ全員肩に狼の刺青を入れていた。

「では、1番手ゴールドレイズ・ラグーンの神代悠雅(かみしろゆうが)対ウルフエンブレムの殺荘影さしょうえいの戦いです!では~レディーゴー! 」

  先生のかけ声でステージ上にある巨大で透明な壁が消え、戦闘が始まる。影君はブレイブを右側の腰から出した。ブレイブは投剣だろう。

「ブラックボーン…」

 影君のブレイブから霧状のモノが吹き出しステージは霧状のモノで見えなくなった。多分、影君のスキルだろう。少したってブレイブがあたりあった音だろうか?耳が痛くなるようなと音がした。その音が次から次へと鳴ったが、霧状のせいで何も見えない。そして、少し経ちさっきの音が鳴りやんだ。ステージの中心の霧が急に渦を巻きた。忽霧状のモノは消え、立っていたのは神代悠雅君だった。影君はその前で倒れていた。

「キャーーーーー!! カッコイイですーーー神代君ーー!! 」

  などと言う歓声が一斉に飛んだ。何が起こったか分からないが確かなのはあの不利な状況で神代君は無傷って事だ。凄く強いんだろう。俺も、あんな強くなってみたい、そう思った。

「よしっ!控え室そろそろ行こうぜ」

  一樹と花里菜が立ち、俺とリアナ、小咲さんも立ち控え室に向かった。



 神代君のグループの対決が終わり、俺らの出番がやってきた。

「では!最後の試合になったぞーー! 東ゲートからは中村組ー!

  そして、西ゲートからはあのティトアニア家のご令嬢ペルア・ティトアニア・リアナさんがいるヴァルキリーソウルです!」

 リアナはこの紹介に嬉しかったようだ。胸を張り笑みが零れている。相手の中村組どんな奴らなんだろう?この戦いで色々と学べる事は多いと思うな。

「では、早速第1番手!東ゲート 中村組の中村威修智なかむらいずち選手です! 西ゲート ヴァルキリーソウルのペルア・ティトアニア・リアナ選手です! 」

  威修智君はニヤリと笑い、

「あの、ティトアニア家のお嬢さんと戦えるなんて光栄だね~ よろしく~ 」

  リアナは制服のスカートの裾を両方の人差し指と親指で摘み少し上げ、膝を軽く曲げ、お辞儀をする。

「よろしくお願い致します。私ペルア・ティトアニア・リアナと申します。以後お見知りおきよ。」

  リアナはお辞儀を終えると、両手を前に突き出した。

「全ての悪よ。この光に屈しなさい。ディルバッド・カイザーー! 」

  リアナの詠唱が終わるとリアナの周りが輝き出し、地面から神々しく、 とても眩い光を放つ剣が現れる。


「ディルバッドカイザー?……ってお前! それゴールドクラスの!? 」

 威修智は冷や汗をかきながら後退りする。リアナはしてやったりと思ったのかニヤリと微笑む。

「そう。ゴールドクラスのブレイブよ。さぁ、殺りましょう~」

 威修智は、ブレイブを右の腰にある鞘から抜き出した。

「これはすげーや」

 俺は、練習の時も怒ってる時よりも一番この戦うリアナの顔が、雰囲気が怖い。これが、殺意と言うモノなのだろう。足が竦む。

感想、アドバイスを言ってくれると光栄です。

ブックマークもお願いします。

次回はリアナのバトルシーンです。うまく描写出来るように頑張りますのでよろしくお願いたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 字がいっぱいあって良い!! [気になる点] 字がいっぱいあって読めない [一言] 今でも続編まってます
2021/11/22 22:53 笹本ゆうし
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ