運命の日
みなさまお久しぶりです。
久々の投稿。皆様に楽しんでもらえたら光栄です。長いのもあれなので、本編へどうぞ
俺の名は伊賀 和馬。まぁ名前なんざ覚えなくてもいいさ。
俺は幻想郷の人里の1人だ。どこにでもいるような人だ。
しかし、1人の巫女と会って俺は変わってしまった
「…!? んだよこれ!?」
そう。俺にはどうやら力が宿ったらしい
時は数週間前に遡る
〜数週間前〜
俺はいつものように薪を切りに山に来ていた
なんだろう、今日は異様に遠い気がする
「ハァー…疲れた…」
俺は大きな息を1つついて、その場にあった岩に座った
しばらく座っていると、俺はその場で眠ってしまった。そこから記憶はない
そして目覚めたら、神社にいた。縁側では紅白の服を着た巫女が落ち葉を集めていた
しばらく見つめていると俺と目があった
「あら、目が覚めたのね。どこにも怪我はないかしら?」
巫女は心配そうにこちらに向かってきた
「あ、あの。俺はなんで神社に…?」
「なんでって…山の中で倒れてたじゃない。だから助けてやっただけよ」
どうやら俺は眠ったあと体制を崩し、たおれたまま寝ていたらしい。それを倒れていると勘違いしたみたいだ
(ここは具合が悪くて倒れてることにしておこう…)
「最近具合が悪くてな。助けてくれてありがとな、えー…」
「私の名前は霊夢。博麗霊夢よ」
どうやら人里では有名らしい
「そろそろ俺は帰るよ。長居する訳にもいかないしさ。また今度お礼の品でも持ってくるよ」
「そう。気をつけてね」
そういって俺は神社をあとにした
階段の上からは霊夢が手を振っていた
〜翌日〜
「今日は霊夢にお礼の土産でも持ってくか」
薪を売って得た少しのお金で霊夢の土産を買いに行った
いつもの商店街。いつもの空気
歩いてる内に土産屋についた
(まぁ…これでいっか)
適当に取った土産を買うことにした
「おばちゃーん。これください」
「あいよ」
俺はお金を取り出した
そして、渡そうとしたその時
ボォ!!
そう。急に俺の手に火がついた
「うああぁぁぁぁ!!!」
俺はパニックになり、近くに流れていた川にダイブした。
幸い、右手の火は消えていた。
(な、何だったんだ…今の…とりあえず霊夢に聞いてみよう)
俺は博麗神社に向かった
〜博麗神社〜
そこに着くといつも通り縁側で落ち葉を掃いていた
「あら、久しぶり。和馬じゃない。お土産は持ってきたかしら」
とても嬉しそうに笑っている霊夢
俺はそんなの気にせず、霊夢の肩を掴み聞いた
「なぁ!今日俺の右手に火がついたんだ!なんにもないところでさ!」
霊夢は少し黙ったがこういった。
「何かの勘違いじゃない?」
しかし、俺にはわかる。霊夢は何か隠している。
「なぁ霊夢。俺は馬鹿だけどよ…何か隠してることぐらいわかる。正直に話してくれ…」
すると霊夢は重い口を開くようにいった
「能力よ…」
気のせいかもしれないが俺には能力と聞こえた。
「ん?なんだって?」
「だーかーら、能力って言ってんの」
能力?何言ってんだ?そんなものある訳ないじゃないか
俺は必死に笑いを堪えていた
霊夢は少し不満に思ったのか頬を膨らましている。
「まぁ。これからわかることよ。ちょっと目を閉じてみて」
俺は言われるままに目を閉じた
「そして、自分の手に炎が灯るようなイメージをして。どんな感じでもいいわ」
俺はどうせならと思い、燃え上がるような炎をイメージした
「さ、目を開けてご覧」
俺は目の前の現実をどう受け止めればいい
「…!? …んだよこれ!?」
そこには燃え上がる俺の右手があった。不思議と熱くはなかった。
「どう?信じてもらえた?これが貴方の能力」
どうやら俺には能力が宿ったらしい…
to be continue…
どうでしたか?次回もお楽しみください