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第七話:どんな人だってキレる時はキレるんです

うん、前よりは早く更新できた!


……それでも遅いことに変わりはないんだけど(泣)


受験生とは何故こうも時間がないのか……。


何が起こったのか、分からなかった。

腹に強烈な痛みを感じたと思ったら次の瞬間には背中の鋭い痛みと共に木に叩きつけられていた。


痛い──。


「っ!!」


それは紛れもなく激痛だった。

にも関わらず、俺が悲鳴も上げずに耐えきれたのは、皮肉にもあの()()()()()黒れき…、いや、経験のおかげなのだろう。


「あれ? 何で?」


女の声にはっとする。

あほか、俺は。

そんなくだらない感傷に浸っている場合じゃないだろ!


「確かにかなり手加減はさせたけど、Lv1の魔物が受けたら、一撃で動けなくなってもおかしくない威力のはずなのに」


よく分からないが、このエルフ女の言葉からすると、どうやら俺はあの美青年に攻撃されたらしい。

てか、何で異世界来て早々、暴力を受けなきゃなんないんだよ。

嫌なこと、思い出させやがって。


でも、魔物とか言ってるところから考えると、どうやら何か誤解が生じているようだ。

捕獲とかいう物騒な単語も聞こえた気がするし。

正直、一般人であるところの俺は出会いがしらに人に危害を加えてくる奴等なんかに関わりたくない。

むしろ今すぐ逃げ出したい。

でも、周りには奴等の仲間だろう数人がいるから逃げ切れるとも思えないし、逃げればさらに誤解を深めてしまう。

あまりに理不尽な状況の中、澄ました表情でこちらを見る角の生えた美青年が非常に疎ましく思えた。


クソッ、イケメン撲殺したろか!!?


やり場のない憤りを俺は心の中で中指を突き立て、ひそかに目の前の美青年(イケメン)にぶつけた。


おっと。

いかん、いかん。

一般人が中指など突き立てたらダメだろうに。

とにもかくにもまた攻撃される前に早く誤解を解かないと!


「あ、あの──」


「ルシファー、解析!」


〔了解した。我が愛しい人よ〕


「は?」


エルフ女の声に加えて、新たに聞こえた声に俺が面くらっていると、再び角の生えた美青年の目がカッと大きく見開かれた。


うおっ!?

やっぱり怖っ!!


いやいや、こんなことで怯んでどうする。

……でも、さっきの声は明らかにこの角の生えた美青年だよな?

しかし、今現在も肌で感じているビリビリとしたこの威圧感が目の前の存在が完全に人外であることを物語っている。

人外が人の言葉を介するとはとても思えない。……いや、今はそれどころじゃない。

早く事情を説明しないと!


俺は勇気を振り絞って、制止の声を出そうとする。

しかしそれはエルフ女の放った思いがけない言葉であっさりと阻まれた。


「うっわ……。何その服。どうやったらそんな魔力耐性がつくわけ? まあ、それだけ耐性があるなら威力があんなに落ちるのも頷けるな。Lv1でもさすがに伝説の魔物の人間様ってだけはあるね」


は?


今、こいつ何て言った──?


伝説の魔物?


人間が?


人間が、魔物?


いやいや、ないわ。

それはないわ。

冷静になれ、神崎直人。

人間が魔物なんてありえないだろう。そうだ、ありえない。

そう、聞き間違いに決まってる。

だから、勇気を持って「助けてください」と一言、言うんだ。

そう、俺は非力な()()()なんだから。

暴力なんてもっての他。

一般人の俺は平和主義。

話せばわかってくれるはずさ。


「助け──」


現実逃避気味の思考から戻った俺を待っていたのは、光を放つ幾何学的な紋様だった。


「まあ、無詠唱で威力が足りないなら詠唱を少し加えればいいだけだもんね」


〔見事な采配だ。我が愛しき人よ〕


なんてことはない。


現実は、残酷だったというだけである。










ギルド前の広場。

その広場にある高台。

ギルタの森を一望できるそこからギルドマスターは心配そうに森を見下ろしていた。

孫娘のエカテリーナを中心とした偵察隊が森へ入って一時間。

未だに戻ってくる気配はない。


「何事もなければいいんじゃが……」


刹那、森から強烈な光が瞬いた。

間髪入れず、ズズンと地面が揺れる。


「うわあっ!?」


「何だあっ!?」


広場にパニックが広がる。


ギルドマスターは咄嗟に手すりに掴まり、揺れに何とか耐えた。


眼下に広がる広場は未だに混乱している。


「静まれ、小童(こわっぱ)共!! この程度でいちいち騒ぐな!! 貴様等の実力は伊達なのか!!」


揺れに耐えた後、ギルドマスターは広場に向けて、一喝した。

ギルドマスターの喝を受けて、広場に落ち着きが戻ってくる。


それを見て、ギルドマスターは一息つく。


恐らく先程の光と衝撃は孫娘の持つ魔王ルシファーの風魔法だろう。

以前、孫娘にルシファーの魔法を粗方、見せられたことがある。

魔法なんて強烈なものを見せられて忘れられるわけがないので間違いない。

しかし、あのときは色々、後始末が大変だった。

祖父である自分に自慢したいがために孫娘がルシファーに放たせた魔法によって地形が大幅に変わったせいで地図を書き直さなければならなかったのだから。


森を見下ろす。


緑で覆いつくされた森に一筋の茶色の線が走っていた。

ここからでもよくわかるぐらいに目立っている。


それはルシファーの風魔法により木々を()()させられたせいで無惨に禿げてしまった土地だった。










「あっちゃあ……。これはおじーちゃんに怒られちゃうかな?」


ルシファーの魔法によって、森の中にできた数百メートルと伸びている抉られた地面の道を見て、エカテリーナはしまったという表情を浮かべた。


弱・風魔法〝刃滅波〟。


それが彼女がルシファーに放たせた魔法である。

無数の真空の刃を内包した風の球体を放つ魔法で、当たれば内包された真空の刃に塵一つ残さず、斬り刻まれるという恐るべき威力を誇るものなのだ。


「並みの魔物なら文字通り、消滅するんだけど」


エカテリーナの横でルシファーが、ばさりと魔力の翼をはためかせる。


「ふふ、魔力を感じるってことは生きてるみたいね。一瞬、殺しちゃったかと思って、焦ったけど」


エカテリーナは道の果てを見据えて、言った。


「あれ? そういえば、あの人たちはどこに……」


ふと気づいたエカテリーナはキョロキョロと辺りを見回した。


しかし、あの人たち──Aランカーたちの姿はどこにもなかった。


「どこ行っちゃったんだろ?」


エカテリーナが首を傾げていると、突然、ルシファーが道の先を指差した。


「どうしたの、ルシファー……って、あっ!!」


ルシファーの指差した先―――遠方にそれぞれ自分達の魔物に乗って、道の果てを目指すAランカーたちの姿が微かに見えた。


「やられた……! そういうことね! ルシファー!」


エカテリーナはルシファーを呼び掛けて、そばに寄らせると、ふわりとその背に飛び乗った。


「さあ、行って!」


エカテリーナのかけ声と共にルシファーは発進した。










Aランカーの彼らは抉られた道をそれぞれの魔物に乗って、走っていた。


彼らの目的はただ一つ。


()()が人間を手に入れる──。


そう、彼らは聞いてしまったのだ。

エカテリーナの言葉を。

あの人間が本物で、しかもLv1であることを。

彼らは魔物使い。

当然、そんなことを聞けば黙ってはいられない。

しかし、その人間は既に魔王を持つエカテリーナに目をつけられている。

圧倒的な強さの魔王を邪魔などできるわけがない。

故に彼らは待っていたのだ。

隙ができるのを。

伝説の魔物を手にすることができるチャンスを。

そのチャンスを得た彼らは誰とも示し合わせることなく、一斉に自分達の魔物に乗り、走り出したのだ。


そして誰もが思った。


一番早く、人間に辿り着いた者が人間を手にすることができると──。










──暗い。


ここはどこだ……。

俺はいったいどうなったんだ……。


目を開ける。

抉れた地面が目の前に飛び込んできた。

そうだ。

俺は確かあの美青年に──。


「うぐぅっ!?」


立ち上がろうとすると、全身が悲鳴を上げた。

再び地面にへたり込む。

目だけ動かして体を見ると、露出している肌という肌に無数の切り傷がつけられていて全身、血塗れだった。

骨も足やら何本かのあばらやらがイッているようだ。


「ははっ……」


チキショー、こりゃ動けそうにねーな。

ずっと()にも似たような状況はあったけど、さすがにこれはな……。

あの美青年が放ったのってたぶん魔法だろうな。

こんな善良な一般人に躊躇いもなくぶちかますってことは、あいつらの言ってたことは本当だったんだな。

人間が魔物か……。

となると、この世界に俺の味方っていないんじゃないのか?


どんな無理ゲーだよ。

異世界来たのはいいけど。


「ついてねぇなあ……」


俺は自嘲気味に笑った。

しばらく俺が俯いていたら、ドドドドッという音が耳に入ってきた。

それは音の正体はどうやらこちらに近づいて来ているらしく、徐々に大きくなっていく。

気になって顔を上げてみる。

魔物に乗って、こちらに殺到してくる集団が見えた。

全員が片手を掲げている。


「ウルフガリア!! 超加速よ!!」


〔合点承知!〕


狼型の魔物に乗った女が集団から抜きん出た。


他より一足早く、俺に突進してくる。


「いっけえええっ!!」


そいつは俺の前に必死で止まると、掲げた手を俺に突き出した。


なんじ、我に従え!!」


その言葉と共にそいつの手に嵌められている、いくつもの指輪の中の一つが瞬き、俺のいる地面に淡く光る紋様が現れた。


「な、なん……」


瞬間、世界は地獄と化した。


「ぐぎゃあああああああああぁぁぁ!!」


痛い! 痛い!! 痛い!!!


体が、心が、俺の全てが悲鳴を上げる。


何かが俺を侵食しようとする。

造り変えようとする。

それに対して、俺の全てが拒否をする。


それが何度も繰り返される。

何度も、何度も。


繰り返されるたびに俺は苦痛の地獄に苛まれる。


「も…やめ……」


止める者は、誰もいない。










気がつくと、それは終わっていた。


何も、考えられなかった。


「リングが砕け散った……!?」


「そんなことが……」


俺が放心していると、いつのまにか追いついていた集団が何か戸惑っていた。


「のけのけー!」


直後、あのエルフ女の声が聞こえてきた。


「あなたたち、よくも……ってあれ? 何で捕まえてないの?」


「いや、それが……」


顔を上げる気力すらないので、声だけが聞こえる。


「まあ、いっか。元々、あたしが狙ってたんだから、あたしがもらうのが道理だよね」


「え、いや、ちょっと話を……!!」


まさか、また今さっきのを!?


思わず顔をあげる。


「ひゃっ!?」


可愛らしい悲鳴を上げて、エルフ女が後ずさった。

他の奴等も顔が引きつっている。


「あー、びっくりした。すごい顔だね、あなた。ルシファーの魔法を受けて、まだ意識があるなんて賞賛に値するよ」


「……………」


エルフ女はすっ、と俺にあの忌まわしい指環を嵌めた手を向ける。


「楽しみだわ、あなたを育てるの」


〔感謝するがいい、愚か者よ〕


いつのまにかエルフ女の傍らに美青年が立っていた。

やはりこの声の主はこいつのようだ。

てか、感謝だと?


〔貴様のような愚か者が我が(あるじ)のものになれるのだ。まさに、これ以上ないほど光栄なことだ。弱き愚か者には勿体ないがな。我が主を崇めるがいい〕


一体、何を、ほざいてるんだ、こいつは?


エルフ女のものになるのが光栄?

馬鹿言うなよ。

こんなボロボロの俺にまたあの地獄を味あわせようってんだぜ。

次されたらマジで死ぬよ。


そうだ、死ぬかもしれないんだ。

何でだ。

何で俺が死ななきゃならない?

そりゃ、俺は過去に色々やったさ。

でもこの仕打ちはないだろ。


「汝、我に従え」


指輪が瞬く。


浮かび上がる紋様。


「っっ………!!!!」


繰り返される地獄。

終わりが見えない苦痛。


死ぬのか……俺。


こんなわけのわからないやつらにやられて……。


俺は……お…れは……



死、ぬ──……





死ぬ────?





「……んな」


「え?」


「ふざけんなああああっっ!!!」


「きゃあっ!?」


死ぬだと!?

こんなとこで訳も分からず死ぬだと!?

冗談じゃない!!

認められるか、そんなこと!!


「死、んで、たまるかあああああぁぁぁ!!」


紋様に亀裂が入る。


『【スキル】生存本能(トランス)を入手しました』


『【スキル】生存本能(トランス)の発動条件が満たされました』


『効果により全ステータスを十倍、全スキルがランクアップします』


「くうっ………!!」


『【スキル】魔力解放が生存本能(トランス)により強制解放されました』


『【スキル】魔力解放の発動条件が満たされました』


『効果により魔力が持続する限り、全基礎ステータスが強化されます』


「うおおおおおおああああぁぁぁっっ!!!!」


眩い光と共に紋様が砕け散った。


「っ……!!?」


エルフ女やその後ろにいる奴等の顔が驚愕に染まる。


「ふう………」


俺はゆっくりと立ち上がる。

俺を蒼い光が包んでいた。

不思議だ。

さっきまで立ち上がれなかったぐらいなのに、今は体から力が溢れてくる。


「驚いた……。言葉を話せるのは伝説通りだけど、まさかあれだけ消耗していたのにもかかわらず、モンスターリングの契約から逃れたうえにあまつさえリングさえ破壊してしまうなんて……。素晴らしいわ!! ますます欲しくなったよ!」


エルフ女が何かほざいている。

でも、そんなことは関係ない。


きっ、と美青年を睨みつける。

こいつだ。

こいつだけは一発いっとかないと気がすまない。


いや、確かにこいつ以外にエルフ女や狼型の魔物に乗った女が俺に地獄を与えたが、俺は男として、どんなことがあっても女を殴ることだけはしないと決めている。

昔も今もこれだけは守り通してきたことだ。

これからもこれを違えることはしない。


故にそれらの恨みも諸々込めてあの澄まし顔に一発お見舞いしてやる。


俺の睨みを受けても美青年は澄まし顔を全く崩すことはない。


〔貴様は本当に愚か者だな。我が主のものになるという光栄なことを自ら破棄するとは。救いようのないほどに愚かだ〕


「ほざけ」


美青年の言葉を一蹴する。


「まさかルシファーとも話せるって言うの……? 本当に興味が尽きないわ。……ルシファー!」


『仰せのままに、愛しき我が主』


俺の立つ地面を中心に直径数メートルの円形の幾何学的な紋様が現れる。


間髪入れず、円形紋様の

中に光の柱が垂直に飛び出した。

衝撃波が大気を揺るがす。

圧倒的な熱量を持った白き光に紋様の中の全てが焼き尽くされていく。


「うーむ、またやりすぎたかな?」


〔この程度も耐えられないのようではあの救いようのない愚か者に我が主のものになる資格はない〕


「調子乗んな」


背後から声をかけてやる。

今の俺には発動までに回避するなど造作もなかった。

明らかに普通じゃありえない速度で動いたが、何故かそれが当たり前のような気がした。


慌てて美青年が振り返ろうとするが、もう遅い。


「この……!」


拳を握りしめて、その澄まし顔に、


「タコがああぁっ!!!!!」


ぶちかましてやった。


渾身の一撃を受けた奴は体をきりもみ状に回転させながら、激突した木々をへし折っていき、その木々を巻き込みながらぶっ飛んでいった。


「っ…………!!!」


あまりのことに俺を除いたその場の全員が絶句する。

俺は奴がぶっ飛んだ方向に中指を突き立ててやった。


「ナメてんじゃねーよ」


やるべきことをやり終えた俺は脱兎の如く、駆け出した。










エカテリーナは絶句していた。

想像を絶することが起こったからだ。

あのルシファーが。

いくら人間とはいえ、たったLv1の魔物に吹っ飛ばされたのだ。


「ルシファー!」


遠い場所で木々が巻き上がったかと思うと、ルシファーの姿が現れた。

無事そうなその姿にエカテリーナはほっとする。

飛んでこちらに戻ってきたルシファーに近づく。


「大丈夫? ルシファー」


エカテリーナの言葉にこくりと頷く。

念のためにエカテリーナはルシファーに治癒魔術を行使する。


煌めく光がルシファーを包む。

本当に小さな傷が塞がっていく。


「よしっ!」


治癒を終えたエカテリーナが一息つく。


「さてと……、ルシファー。位置は捕捉できてるわね?」


こくりとルシファーは頷く。


「あの、エカテリーナ殿?人間を追うつもりですか?」


Aランカーの一人が訪ねる。


「当たり前でしょ。私はあれが気に入ったの。しかもルシファーをぶっ飛ばしちゃうくらいだからますます欲しくなったな」


「でもあの人間にはリングは………」


「わかってるよ。倒して縛り上げて、持って帰るの。だから、あなたたちも協力しなさい。どうせリングは効かないからまだ誰かのものになるって決まる訳じゃないんだから」










追ってきてる。

驚異的な速さで走っていても、莫大な魔力を持ったあいつが追いかけてくるのが、スキルの警戒で嫌でもわかった。

どうやら警戒は俺の今の状態と関係あるのか性能が向上しているらしく、気配などのあいまいなものではなく、その魔力を感知することができるようになった。

もう気配に気圧されるということもない。

あいつの他にもいくつか魔力を感じる。

たぶんあの集団だろうと思うが。


走っていると、ふと濃厚な魔力を感知した。

この魔力は……。


「あの不思議泉か」


今ならわかる。

あの泉の水を飲んだ時に感じた不思議な感覚。

あれは濃厚な魔力だったんだ。

あんな意味不明なくらい濃厚な魔力が漂っているから魔物が近づかなかったんだな。


でも、あの不思議泉は俺が最初に見つけたものと違うだろう。

何せだいぶ遠くまで来たからな。


待てよ。

もしかしたらあそこに逃げ込めば、奴等は追ってこれないかもしれない。

だけどあの不思議泉の濃厚な魔力が莫大な魔力を持つ奴に通用する保証はない。

でも、このままだと追いつかれておしまいだ。


ならば、賭けるか。

あの不思議泉に。


俺は不思議泉を目指して、駆け出した。




未だに序章が終わらないというこの体たらく。


もうすぐ序章の終わりです。


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