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第一話:異世界来ちゃった

思いつきで書いてみました。

皆様の暇潰しになればよいかと。



「どこだここ?」


目覚めたら森の中にいた。

よし、落ち着こう。

色々ツッコミたいところはあるが、まずは冷静になるんだ。

とりあえず状況把握だ。

自分の名前は神崎直人(かんざき なおと)

青春真っ盛りの高校2年生。

しっかりと覚えてる。

記憶喪失の心配は特に見られない。

しかし、自分はさっきまで部屋で漫画読みながらゴロゴロしてたはずだ。

そういえば、何か床からいきなり出てきた変な黒い手に掴まれた様な記憶がある。

それからは──覚えていない。

そして気づいたら見知らぬ森の中。

まるでどこぞの異世界小説の導入みたいだ。

一体何の冗談なんだろうか

そんなものあるわけがない。

現実と非現実の区別ぐらい、自分はできている。

では、あの黒い手は何だったのだろうか。

幻覚か。

いや、それではいつの間にか屋外にいた説明がつかない。

それではやはり本当に異世界なのか。

とりあえずじっとしていても仕方がない。

とにかく動かなければ。

俺は立ち上がってジーパンについた土を払う。

辺りを見回してみるが、どこも同じような景色にしか見えない。


「さてと」


俺はあてもなく歩きだした。










そして、しばらく森の中を歩いた俺は決定的なものを見つけてしまった。

プルプルとしたゼリー状の固まり。

その中心に核のような物体がある。

間違いなく創作物でよく描かれるスライムだった。


「マジか」


俺は近くの木の陰からスライムを見ていた。

あんな想像の産物が存在しているとは。

信じられないが、もはや確定的だ。

やはりここは異世界だったらしい。

さらにもう一つ、ここが異世界だと裏付けるものがあった。


【名称】シンプルスライム

【Lv】2

【種族】スライム

【職業】魔物

【ユニークスキル】

粘体

【スキル】

溶解液


ステータスである。

よくあるRPGのそれそっくりな。

スライムを注視していたらスライムの斜め上にいつのまにかふわふわと浮いていた。

一体何のゲームなのか。

しかし、これではっきりした。

ここは紛れもない異世界だ。

頰をつねる。

普通に痛かった。

幸か不幸か夢ではないらしい。

状況から察するに俺はあの黒い手によって異世界に落とされたのだろう。

何が目的で落としたのかは知らないが。

黒い手の考察は今は置いておこう。

まずはこの現状だ。

あんなスライムみたいな魔物がいるとなると、この森には他にも様々な魔物がいるに違いない。

幸いLvは低いみたいだが、戦うなんて論外である。

ステータスを見るにスライムですら溶解液とかいう危ないスキルを持っているのだ。

武器も防具も無しなど無謀にも程がある。

俺は一般人なのだから。

そういえば俺のステータスはどうなっているのだろうか。

ステータス出てこい~、と念じてみる。


【名称】神崎直人

【Lv】1

【種族】人間

【職業】無職

【ユニークスキル】

人の知恵 ??? ???

【スキル】

洞察 翻訳能力


ステータスが俺の目の前に現れた。

やはりLv1らしい。

ビギナーズラックとかでいきなり100とかだったらいいのに。

そんな甘くはないらしい。

職業は無職。

普通に無しと表記してくれてもいいと思うのだが。

妙に辛辣だ。

気になるのはユニークスキル。

一番最初は人の知恵という名称のモノだが、よく分からない。

とりあえず置いておく事にする。

次は、二つの???だが、何で???なのだろうか。

何かしらの解放条件とかあるのかもしれない。

最後にスキルだが洞察というモノは恐らくステータスが見えるスキルの可能性が高い。

翻訳能力はたぶん小説でよく見かける異世界語翻訳だ。

何故こんなご丁寧にそんなモノが運良くあるのだろうか。

あるに越した事はないが、作為的なモノを感じて落ち着かない。

しかし、問題なのは戦闘に使えそうなスキル一つもない事だ。

当然と言えば当然だが今の俺は全体的に見て弱い。

ユニークスキルが色々気になるが、現時点ではどうしようもない。

とりあえず魔物に見つからないように森を抜ける事に専念すべきだろう。

話はそれからだ。

スライムに気づかれないようにそっとその場を離れる。

俺は再び森の中を歩きだした。





俺がさっきまでいた場所から少し離れた木の陰。

そこに耳の長い青年とその隣にふわふわ浮いているギョロリとした大きな目玉の魔物がいた。


「今のしっかり記録したか、映視眼」


映視眼と呼ばれた魔物は肯定というかのように小刻みに目玉を震わす。


「間違いない。まさか本当に実在するなんて……!」


青年は興奮を押さえきれないのか、思わず笑みがこぼれる。


「ギルドに報告しないと!」


青年は踵を返して、駆け出した。

その胸にはこの世界で魔物使いギルド、通称、モンスターギルドと呼ばれるところの職員バッジをつけていた。




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