表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

3話

カオリ:「ちょっと!!モモ待って〜」



いつの間にかモモはいなくなっていた。



ユカ:「どうしたんだろ…」


エミリ:「モモ置いて帰るわけにはいかないし…」



そしてちょうどバスが来た。



エミリ:「バス…来たよ…」


ユカ:「あたし…乗る!!!」


ユカは突然バスに乗った。



エミリ:「ちょっと!?ユカ!?モモは!?」


そしてカオリも


カオリ:「じゃ。エミリは後から来な?」



その瞬間


((プシューーーーー))

バスの扉がしまった。


エミリはバスに乗っている2人を戸惑うように見た。



バスは行ってしまった。



エミリ:「なんなの…」


すると後に人の気配が…



振り返ると目の前にモモが。


エミリ:「キャ!!!!」


モモ:「あたし…今まで何してた?」


エミリ:「へ…?」


モモ:「頭痛がしてから…それから記憶がない!!!」


エミリ:「えーっと…頭おさえながら転がって…しばらくしたら起き上がって…自分のバッグ踏んで…どっか行って…今ここにいる・・・みたいな」


エミリは恐る恐る言った。




そしてモモは周りをキョロキョロした。


モモ:「…カオリとユカは?」


エミリは黙った。


モモはボーゼンとした顔をしている。





すると突然




周りの人:「火事だーーーぁ!!!!!」



その声と共にコゲくさい臭いがただよっている。



モモ:「火事!?」


エミリ:「キャア!!!あそこのマンション燃えてる!!!」



周りの人はパニックになっていた。



モモ:「あのマンションの中には人いるの!?」


エミリ:「わかんない…ゴホッゴホッ臭い…」



ついにエミリは立てひざ状態になった。


エミリ:「ゴホッゴホッ…ゲホッゲホッ…」



モモ:「エミリ!?大丈夫!?」




しかし炎はどんどん大きくなる。



それと…



炎はマンションから近くの木へ…木からその隣の木へ…と、どんどん増えていく。



モモ:「ヤバイ…」



とうとうエミリは倒れこんだ。




モモ:「エミリ!!」


そしてモモは自分のポケットからハンカチを取り出すと、エミリの口に当てた。



すると1人の女性が来てくれた。


女性:「大丈夫ですか?!」


30代くらいの女性だった。


モモ:「炎が近いから…たくさん煙を吸っちゃったんだ…」


女性:「大変ね…大丈夫。私が運んで逃げましょう!!」


そして女性は軽々とエミリを持ち上げると、


走り出した。



女性:「早く!!!あなたも!!」



モモも走り出した。



その女性は、現場からかなり離れたデパートの入り口のベンチに来た。


女性:「もう大丈夫です。けどこの子は一度病院に行きなさい。」


モモ:「ありがとうございます!!本当に…ありがとうございます」



そしてその女性は歩いていった。






その後エミリは、エミリのお母さんが迎えに来て病院へ行って1日入院したらしい。

モモは、そのままバスで帰った。




〜春休み〜



モモ:「おはよ〜…」


お母さん:「おはよー!」



トーストのいい香り…フライパンがジュージューいっている。



テレビではニュースがやっていた。



アナウンサー:『おはようございます。8時のニュースです。


5日前、〇〇市の△△マンションで火事があった時の目撃者から、


インタビューが出来ました。その時の映像をどうぞ。


“Q.燃え方はどうでしたか? A.すごい勢いがありました。

 Q.その後炎が色んな場所に移った…というのは、どうでした?

 A.すごかったですよ。火が木からその隣の木へ…というように。”


とのことです。


その火事での死者は25人です…。』



あの女の人がインタビューされていた。


アナウンサー:『それでは、被害者の田中千恵子さんにお話を聞きました。



“私ねぇ、あの時死ぬかと思ったわ。火がいきなり出てきたの。


燃えそうにない所から。


だって、テーブルから出てきたんだもの。必死で消火器を使ったけど、


消火器だけじゃ足りなかったみたい。ホントに死ぬかと思った。”』




その後にちょっと不思議な話しが入った。



『“けど、何かおかしかったのよ。炎の動きが。”』


モモ:「…?」


『“私、台所にいたんだけど…なにか黒いものが動いてたの。小さいもの。


最初、虫かと思って放っておいたんだけど…


そこから炎が出てるように見えた。”』



モモ:「・・・は?・・・」




モモ:「まさか…黒いかえる!?」











まさかと思ったが・・・?





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ