表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日も僕は生きている  作者: 赤羽 千菜
3/9

僕らは囚われの身

「僕らは『心』にとらわれている」


 私はそうつぶやく。

 誰も共感してくれない。しかし私は余計にそう感じてしまう。

 『決断』『決意』『覚悟』それらすべては『心』の問題でどうにかできてしまうものだから。


「暇だな」


 誰かが呟く。その言葉でさえ『心』を具現化したものだ。

 誰かのつぶやきや、行動。それらはすべて『心』が決めているものだ。

 脳にある心ではなくて、『心』それ自身。

 非科学的な話だが。

 心では「これはいけない」「こうしよう」と、そう決めていても『心』が心と逆を向いているとなかなか前に進めない。足が重たく、進むことがなかなかできない。

 それを実行できるときは心と『心』が繋がれた瞬間。ただそれだけだ。

 心では決めても『心』がついてこないと気持ちも乗らない、テンションも上がらない。できない自分を『心』が痛めつけ心が痛めつける。

 だから囚われの身から離れるために人は心の仮面を作り出す。「助けて」なんて声すら出せずに。

 出られる檻に囚われ。


 人は人それぞれの『心』の檻の中での自由の中で生きている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ