序章 謎の大艦隊出現
この作品は、『反撃の狼煙〜』の改訂作品です。作者のミスにより、小説を誤って削除してしまうという信じられないようなミスをしてしまいました。そこで、改めて改訂版を執筆するに辺り、いくつかの大幅な設定変更を行おうと考えております。ご了承ください。それでは。
1944年10月のある日・・・
この日、日本海を横断して朝鮮へ向かっていた1隻の輸送船は、深い霧の中を航行していた。
視界は最悪で、ほとんど前方は見えない状態であった。
深い霧の中を航行していた輸送船の艦長が異変に気がついたのは、あと1時間ばかりで目的地の港に着くといった時であった。
艦長の目には、前方にとてつもなく大きい軍艦が接近してくるのが分かった。
しかもそれは1隻ではなく、少なくとも3隻はいた。
だんだん霧が晴れてきた。
艦長は驚いた。いや輸送船の乗組員で、その艦隊を目撃できた者は、全員声に出せない程驚いていた。
それは、戦闘艦艇だけ100隻を超える大艦隊であった。
『立花長官、輸送船に見られておりますが・・・』
『気にする事はありません。我々は一刻も早く東京に向かわねばなりません。今頃長官は、この時代の天皇陛下と会談を行っている筈よ?なら、我々はなすべき事をするだけ』
『申し訳ありません。ついいつもの癖で』
『構いませんよ。英李』
彼等の艦隊は、一路進路を南に取り、太平洋に出ようとしていた。
向かうは帝都東京。
この世界の変革が、今始まった。
如何でしたでしょうか?まだ序章と本編がスタートした訳ではありませんが(汗)。しかし、次話以降もしっかり執筆していきますので、どうかよろしくお願いいたします。最後になりますが、前作をご愛読下さった読者の皆さまにお詫びいたします。ですが、新たに連載した本作を、再び読んでいただければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。