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漫才「読み聞かせ」

2人「はい、どうも〜」


ボケ「突然なんだけどさ、俺子どもに読み聞かせしたいんだよね。」


ツッコミ「あれ、お前子どもいたっけ?っていうかそもそも独身じゃなかった?」


ボケ「俺の想像上の子ども。」


ツッコミ「怖!想像上の子どもに読み聞かせとか怖!やべーやつだよ。」


ボケ「嘘だよ!親戚に子どもが生まれてさ、ちょくちょく子守り頼まれるから読み聞かせしようかなと思うんだけど、読み聞かせとかやった事なくてちょっと不安だからちょっと子どもやってくれない?」


ツッコミ「なんだ、じゃあそれ先に言えよ。仕方ないからいいよ。」


ボケ「むかーしむかし、ある所にシンデレラという女の子がいました。」


ツッコミ「お、シンデレラか〜。俺もよく読んでた。」


ボケ「シンデレラの身長は156センチ。」


ツッコミ「情報詳しいな。」


ボケ「体重は多分100ポンド。」


ツッコミ「多分ってなんだよ。聞き馴染みない単位使うな。」


ボケ「表面積はざっと20000平方センチメートルってところですかね。」


ツッコミ「ざっとで表面積出すな。そもそも人間の表面積とか知らなくていいから。」


ボケ「そんな彼女はまあ何人かと一緒に暮らしていました。」


ツッコミ「説明めんどくさがるなよ。シンデレラ以外の情報が分かんないよ。」


ボケ「ちょっとシンデレラ!」


ツッコミ「これは、意地悪な継母か?」


ボケ「継母は言いました。なんで掃除に冷水使ってるのよ!寒いんだからお湯を使わないと、あなたの可愛い手がボロボロになってしまうわ。」


ツッコミ「ん?」


ボケ「シンデレラは言いました。でも節約しないと!じゃないとお姉さんがお嫁に行く時に困っちゃうもの。」


ツッコミ「なんかおかしくないか?」


ボケ「姉は言いました。いいのいいの。困った時はお互い助け合っていくのが家族でしょ?シンデレラだけに我慢させるなんてこと、私には出来ないわ。お腹空いたし、そろそろ温かい昼食でも食べましょ。Hey Bob! Let's eat lunch.」


ツッコミ「ボブ誰ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


ボケ「Bobは言いました。僕、日本語しか分からない…。」


ツッコミ「じゃあなんで英語で話しかけてるんだよ。」


ボケ「ちなみにBobの好きな食べ物は千枚漬け、嫌いな食べ物はハンバーガーだそうです。」


ツッコミ「名前ボブなのにバリバリ日本人じゃん。千枚漬けとか渋すぎるだろ。ハンバーガー嫌いとか珍しいな。」


ボケ「みんな仲良く暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」


ツッコミ「どこがめでたしめでたしだよ!っていうかなんで英語なんだよ。」


ボケ「早めの英語教育って大事かなと思って。」


ツッコミ「そうなのかもしれないけどさ、色々とボブが不憫すぎるだろ。」


ボケ「いや、親戚の子の名前がボブなんだよ。」


ツッコミ「海外の子なの?」


ボケ「エジプトに住んでて、まだ日本語も分かってない。」


ツッコミ「じゃあ今の読み聞かせ何も分からねぇじゃねぇか!」





めでたしめでたし(?)

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