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ちまちま更新します。オンライン授業が開始したらまた更新速度が下がります。

私の名前は佐藤 愛美(さとう まなみ)。生きることに疲れて崖から飛び降り死んだ・・・はずなのに。何故か私は生きていて、森の中にいる。・・・あそこから飛び降りて生きているはずがない。私は死後の世界か夢でも見ているのだろう。森の中は空気が澄んでいて居心地が良い。しばらく座ったままでいることにした。

そういえば私の服が変わっている。白のノースリーブのシャツワンピースとポシェット?死ぬ前に着ていた服ではない。とりあえずポシェットの中を覗いてみる。小さな白い花と綺麗な緑色の指輪だけが入っていた。興味本位で指輪をつけてみる。手を太陽の光の方まで伸ばせば緑色キラキラと光る。日にあてて気がついた、指輪の輪の部分に何か彫られている。近づけてみると模様がとても細かく彫られていた。模様というより文字に近い気もする。

細かいものをジッとみていたせいで目が疲れた。少し目を閉じれば柔らかな風がすぐに眠りへと誘っていった・・・


・・・

・・・・


嫌な臭いがして目が覚めた。まだ意識はぼんやりとしているが獣のような臭いは確実に鼻に残っている。嫌な予感がして立ち上がりなんとなく右から気配があるような気がして右を警戒する。静かに草を踏む音が聞こえたと思ったらゆっくりこちらに音が近づいてきて私は息をのむ。ガサッと大きな音がしたあと近づいていた気配が消える。周りをキョロキョロしていると後ろから何かが突進してきて振り向いたときに左のお腹を突かれ私は吹っ飛んだ。思いっきり近くの木に頭をぶつけた。

目をあければ前には普通よりも少し体も牙も大きいイノシシが立っていた。


「っ!」


すぐに立ち上がろうとしたら左のお腹に痛みがはしった。見ると血がにじんでいてドクドクと流れてくる。隙を与えずイノシシがまた突っ込んできた。

私は夢でも死ぬのか。なら痛みを感じず気絶して即死したかった。というか夢でも痛みって感じるものなのかな?と、思いながら目を閉じた。その瞬間私の体は何かに包まれ、宙に浮いた。

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