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Bruine    作者: 伊月きりな
3/4

終わりかたの説明書2頁目

人は鹿の様だ


狩人から守ってくれた葡萄の葉を食べてしまった。


せっかく助けてあげたのに。


甘い顔をしたら、どこまでも許されると勘違いする。



そして、何もなくなるほど奪い、傷つける。


狩人の銃口は確実に狙っているのを忘れて…。







あの男はなんだったんだろうか?


夢だった?


授業中、頬杖をつきながら外を眺めていた。



よくある物語りなら、ここで教師に何度も名前を呼ばれて、我に返り、何かドジをやらかして

クラスが爆笑する。


そんなのはない。



教師は私に関心などないのだから。


寧ろ、関わらないほうがいいとさえ思っている。



日長1日、こうして窓の外に目をやる。



人とかかわるのは面倒なのは私かもしれない。


でも、そんな私に話しかけてくる物好きがいる

冷たくあしらっても寄ってくる。


どこがいいんだろ?





昼休み



「きりなぁ~」


緊張感のない声が人を苛つかせる

竹宮(たけみや) 陽咲(ひなた)だ。


気弱でいつも、おどおどした眼鏡っ子だ。




「なに?」


また私は冷たく言う…。


少しは優しく言えないのだろうか…。



彼女は困ったように上目遣いになり私を見つめる。


苛つきはため息となり、睨む様に見る



「ごめん、あのさ、お昼いこ…。」


何故、こんなに苛つくんだろ?


竹宮、悪くないし…。



私は嫌いじゃない






「ねえ、ねえ、きりなぁ~。外、暖かいしお天気だよ。」




「外いく?」




「うん!」




笑顔ではしゃぐ竹宮は私に何を求めてるんだろう…。



でも、信じるとかそんなのは嫌い


信じることは裏切りに傷つく準備でしかないから…。





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