何気ない少女の日常
日差しが眩しい。
クーラーなしでは、この夏場は乗り越えそうにもない。
一人の少女が、それでも読書に励んでいた。
肩ぐらいまでの髪に、光が差し込むと少し茶色がかっている。
華奢な手足だが、小麦色に焼けた肌がキレイだ。
「よし。今日はここまで!」
と、栞の紐を差し込みながら、本を閉じる。
そのあと、LINEを見た。
にやける少女。
好きな作家さんの報告が待ち遠しく、ついLINEを見てしまう。
今日は何か話せるだろうか?
そんな事を思いつつ、少女は日々を過ごしていた。