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どうか、神さま  作者: 大石ゆう
3/3

どうして


僕の頭の中では放っておけばいいと言う言葉が浮かんでいるのに、心と口が言う事をきかなかった。


「なんで僕をじっと見つめる。」


「…こ…ゎぃ…」

少女は消えそうな小さな声で言った。

しかし、聞き取れない僕は聞き返した。

「え?」


「注射が…怖いの…。」

「え。」

今度はしっかりと聞こえていたがあまりにも

想像とはかけ離れた少女の答えに思わず声が出てしまった。


「注射が怖い…?ッフフ」

「…なんでぇ、笑うのよぉ。」

少女の子供みたいな理由に僕は呆れ半分で笑うのだった。


「注射で死ぬ訳じゃないんだから。」

そう僕が言った瞬間だった。

急に少女はその場に立ち上がったと思えば勢いよくその場を去って行ったのだった。


僕は一瞬何が起こったのか分からなかった。

(もしかして頭がおかしい子だったのか?

それとも僕がなにかひどい事でも言ったのか?)またしても、少女に対しての疑問が溢れ出てきたのだった。


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