すべての始まり
西暦2050年世界の人口は絶滅の危機を迎えていた・・・・・・・・・・
東京都〇✕中学校に通う「鈴木勇也」は学校内で日本刀を持ちながら得体の知らない怪物を前に戦っている。
すばやく攻撃をよけ真っ二つに怪物の体を切り裂いた。
が、二つに分かれた体から触手が現れグチュグチュと音を鳴らしながら触手同士が絡み合っていき・・・
次の瞬間!二つの体がつながりなんのためらいもなく平然と起き上った!
「くそ!一体何が起きているんだ!?」
今から、4時間前・・・・・・・
「あ~~~~~~授業だり~~~」
俺はいつの通り学校の授業をさぼっていた。
「よっ!またサボりか?」
誰かが声をかけてきた。
「なんだお前かよ。」
話しかけてきたのは同じクラスの片山竜也というやつだった。
「なんだよはないだろう、俺じゃやだって言うのかよ」
「別にそういう訳ではねえよ」
なんだかこいつと話しているのも飽きてきた。
そろそろ戻ろうとした時放送が入った。
「ザザ・・・・ザーー・・・・い・・ぎゃああああああああああああ!!やめてこないで痛い!やめてええええええ!!!ザーーーーーーーーーーー・・・・・・」
「おい!なんだ今のは!」
俺にもわからない逆にこっちが聞きたいくらいだ。
「し・・知るかよ!俺が知ってると思ったのか!?」
だよなと言ったあと彼の顔は幽霊みたいに顔が真っ青になった。
「やべえ静華はまだ教室だ!俺少し見てくる!」
静華とは竜也の彼女でもう2年も付き合っているらしい。
そんな事よりもこれからどうする?
下手にうろつかない方がいいだろう・・・・
それから数分後、後ろから足跡が聞こえた。
「どうだった竜也、静華は?」
と言い振り向いたらそこにいたのは竜也ではなかったいや変わり果てた竜也と言おうか。
俺はその途端叫びそうになった!
何故ならばそこにいたのは頭の半分はなくそこで何やらウニョウニョと動いて、目は片方垂れ下がり、内臓が少し腹から飛び出ている。
喉の奥から酸っぱいものが込み上げてきた。
が、そんな簡単に吐かせてはくれなかった。
竜也・・いや怪物はこれでもかというくらいに口をめいいっぱい開けて俺を襲おうとしたのだ!
すぐさまよけた俺はとにかく走った、走りまくった。
「ハア、ハア、ハア、ハア」
ようやく逃げ切ったかと思い後ろを振り返ると、別の怪物が口を開けていた。
もうダメかと思いあきらめた瞬間!
グシャ!
激しい音が俺の後ろで響かせた。その後も
ゴン!ドシュ!グシャ!ビチャビチャ
気持ち悪い音がようやく止んだ。
目少しを開けるとそこには7人の影が立っていた。
よく見ると7人の人がいた。一人は日本刀を持ち、一人は金属バッドを持ち、一人はハサミを持っている、ほかにも色々と武器を持っている人がいた。
「君、大丈夫か?」日本刀を持っている見るからに人を殺せそうにない人が言ってきた。
「は、はい大丈夫です。助けていただきありがとうございました。」
日本刀を持った男はニッコリとほほ笑み「ならよかった」と言ってくれた。
「あ、あのあなたは?」恐る恐る聞いてみた
「あ、僕は佐々木優馬よろしくね。」ニッコリとほほ笑みながら言った。
佐々木優馬・・佐々木・・佐々木、どこかで聞いたことがある名字だ。
「その日本刀は?」
「ああ、これ僕の親父がいつも持ってたんだけど、いらないからやると言われていつも持っていたんだ。
・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・」
「はあ!?マジで!!お、お前の親父どんな奴だよ・・・・・。」
「いや僕の親父、佐々木組っていうヤクザの親玉的な感じのやつなんだ。(笑)
その瞬間多分俺の顔は真っ青な顔になっていたと思う。
「や、や、やや、ヤクザァァ!!佐々木組ィィィィィィ!」
そう、佐々木組というのはかつてテレビに出るほど有名となった事件、「佐々木組大量虐殺」という事件が5年前に有名となった。
「そ、そんな怖がらないでよ・・・・全部親父が中心に動いているんだからさ。僕は関係ないよ。」
ニッコリとほほ笑みながら言った・・・・。クソ怖えぇ。
でも、なぜ俺がこんな事を知っているかというと、当時10歳だった俺は普通に歩いていたらいきなり銃声が聞こえてきたんだ。
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そう、あれは悪夢だった「オラァ!てめえ坊ちゃんに何てことをしてんだよ!!ちょっとこいや!!」
俺の後ろで怒鳴り声が聞こえてきたそして振り返った瞬間、後ろで血まみれの男が倒れているのが見えた
そして男は唸り声を言いながらこっちを向いてきたが、すぐに動きは止まった。
死んだのだ・・・・
それ以来俺は佐々木という名字に敏感になった。
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「じゃ、じゃあ、おおおお、おまえ、あの坊ちゃん!?」
「うん(笑)」
「おい!それくらいにしないか!!」
優馬ではない誰かが言った。俺の後ろにいたスタイルのいい女の人だった。
「周りを見ろ、囲まれたぞ!!」
「!!!!!!」
みなが戦闘態勢に入っているのに、俺はただぼったっているだけだった。
「おまえも戦え!!いきたいのならばな!!!」
ドクン
俺は死にたくない。生きたい!!
「俺はああああぁぁ!!生きたいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
俺の後ろから襲おうとした怪物めがけて俺はすぐに刀を振り下ろした。
そこからは、まるで漫画みたいにすばやく動けて周りにいた怪物たちを斬って斬って斬りまくった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
気が付けば辺りは血だらけ、その他にも汚物や臓器などがそこらじゅうに散らばっていた。
「こ、これは?」
優馬が丁寧に答えてくれた。
「君がやったんだよ。すごかったよ!だって僕達なんか追いつけなかったもん!!」
そして、スタイルのいい女の人が俺に向けて言った。
「鈴木勇也君!私たちの仲間にならないか?」
「は、はい!よろしくお願いします!!」
俺たちの戦いはまだ、始まったばかりだ!!