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過去

「見つけたぞ。良くも逃げたな」

「やばい。悠斗 あの二人だ。早く行け。早く飛び込め」

「あんたは?」

「俺の事はいい。だから早く」

俺は夢中で走る。

「お前か お前が逃がしたのか。おのれ。許さん」

「お前がランダか。噂通りの悪人面だな」

「ふっ 燃えろ」

そうランダが言うと、俺を助けてくれた男辺りが激しい赤い炎で覆いつくされた。

次第にその炎が消えた時、そのにはあの男は居なかった。

瞬く間に燃え上がったのだ。 形も残らないほど・・・

俺は無我夢中でその光の円に飛び込んだ。

だんだんと意識が薄れていく中で、神と呼ばれるものの復讐だけを胸に誓った。


 気が付けば、俺は家の前に居た。

「戻ってきたのかな・・・ 何か実感ないなぁ」

少し歩くと幼馴染のれんがいた。その目の前には何と自分が居た。

「本当に過去? 本当に現実?」

良く聞くと、俺が時間のおかしさに気づく少し前と同じ状況だった。

過去に戻ったと確信した俺は謎の男の人の言った言葉を信じて行動する事にした。

いや、仕方なくではない今はそれしかない。今は・・・


 ポケットに妙な違和感を覚えた。

「あっポケットになにかある」

開けてみると、手紙だった。

「こんなのポケットに入れてたっけ? まぁいいか。開けよう」

開けると、そこには綺麗な字で書かかれた俺に宛てての文章があった。

「過去の自分へ 優一へ

 この手紙を読んでる時には俺に会ってるだろう。君を助けたのは信じられないかもしれないが未来の君だ」

未来の俺だ何て・・・ ここまで色々あった。信じれない話でもないか・・・ それより、続きだ

「多分、君は今過去に戻ってるはずだ。過去と言っても時間がループする前の日に。

そこで、君には馬鹿げた神達をどうにかしてほしい。君には気付いていない。力がある。過去の君に押し付けて悪いが俺は直接、過去には触れられないのだ。許してくれ。

後、その頃の君は多分、人間を人間として見ていないだろう。無理もない。人間の嫌な部分を見てしまってはどうすることも出来ないのは分かる。

でも、人間はそういう奴だけじゃないと信じて欲しい。今は信じなくてもいい。

きっと、君に会った人が出てくるはずだ。人間は温かい生き物だ。だから・・・」

ここで、手紙は終わっていた。

俺を助けてくれた人のためにも何とかしたいと思った。

「ひとまず、隠れて様子を見るか。丁度、もうすぐ(ベルムンク)が来る」

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