〜SSSランクのクエスト〜
四話投稿です。一気に冒険モードに入る4人に期待を膨らませて読んでください。
【四話 準備万端!】
1週間後にサツキが合流する。
それまで各々は装備を新調。
俺は新しく偃月刀村雨の刀を。
ミミは、オリオンの盾を。
ソラは、六芒星の杖を。
防具も揃え、サツキを待つ。
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「待たせたな」
「おう、今日からよろしくなサツキ」
「よろしくなのです〜」
「よーしっ!しゅっぱーつ!」
そこでサツキはハクに耳打ちをしてこう言った。
「この一週間は楽しめたか?女2人をベッドに連れ込むとはいい度胸だ。今度私も混ぜてくれよ」
「にゃんのことか分からないなぁ!!そうだ!サツキ、そのお面とフードは外さないのか?」
「必要とあらば外す。今から貴様がリーダーだ。」「だが私の顔を見たからと言って生還率が上がるわけでもない。」
「まぁ、好きにしろよ」
サツキは暗部に所属していた為、
常にお面とフードを着用していた。
こっちの方が落ち着くのだろう。
「今回の任務は赤竜の討伐だ。心してかかれ」
「おいおい、リーダーの俺が決めるはずだろ?しかも連携もままならないのにいきなり赤竜って!」
「ソラ、少し不安だなー。赤竜ってあの赤竜でしょ?」
ソラが不安がるのも仕方ない。
赤竜は長年王国を苦しめている竜の魔獣。
オルテナス鉱山を抜けた先の山奥にいる。
難易度はSSSだ。いつも受けるのはAA。
冒険者のランクと違い、
Aの中でもクエストはA.AA.AAAに分かれている。この説明からして今回の難易度がどれだけ危険か分かるだろう。
「大丈夫だ。問題ない。私がいる。」
「まぁ、通常は6人パーティで1組だからな。4人いれば十分だろう」
パーティは前衛1人、中衛2人.後衛2人.ヒーラーが1人。
俺のパーティは3人。サツキが入って4人。
赤竜となれば王国騎士団の精鋭で20人は必要となるだろう。
「では戦略を伝える!」
「サツキとソラは前衛、俺は中衛でバックアップ、ミミは後衛で回復を!」
「はーい!サツキが居ればソラは楽が出来るのだー!」
「ミミも頑張りますよ〜」
「それで問題ない。」
皆緊張はあれど、生き生きとし赤竜との戦いに心躍らせる。
ハクとその仲間の気合いが伝われば嬉しいです。
次はいよいよ赤竜との戦いです。
お楽しみに!!