〜謎の人物との関わり〜
第二話目です。誤字脱字もあるかと思いますが、
その場に居ると思いながら楽しんで下さい!
【二話 懐かしの出会い!】
「カランッカラン〜」
「空いてる席へどうぞ〜!♫」
ここには様々な冒険者が集う場所。
と言うより憂さ晴らしが本当の目的。
さて奥の席へ座るか。
「よぉ〜ねぇちゃん〜。俺と一緒に飲もうぜぇ?ついでに気持ちいぃ事もあるかもな!ハッハッハッハッ!」
「あのっ。キモいですっ!!」
ソラが言った直後、大柄な男が宙を舞った。
「スッ。ドスンッ」「ぐはっっ」
「久しぶりだな。ハク」
俺は呼びかけに振り返り、
その謎の人物はお面を外しフードを下ろすと
綺麗な顔立ちの女が立っていた。
「お前…戻っていたのか!?」
「お前ではない。サツキという名前がある」
サツキは俺の幼なじみ。12歳の時に、
暗部に入り、様々な任務に付いている
アサシンのエキスパートだ。
「こんな所で珍しいな。情報屋でも探してるのか?」
「探しているのは貴様ハクだ。王国騎士団長から要請があり参った所存だ。」
「騎士団長の親父が何故俺に?」
アルティマ王国には王国騎士団がある。
その団長は俺の親父だ。
実際には実の親父ではない。命の恩人だ。
何かと気にかけているようだ。
「3人パーティでAランクは貴様達だけだ」
「早くSランクに上がり王国の助けになれ。と騎士団長からの命令だ。」
冒険者にはランク付けがある。
D〜Sの順番で、俺たちはA。
「その為にも、酒場で人探しをする予定だったんだよ。」
「それならうってつけの人物がいる」
「えっ!新しいメンバー?誰だれ?」
ソラが料理を手に戻ってきた。
同時に嬉しそうにサツキに話掛ける。
「私はソラ!こっちがミミ!よろしくね!」
「この娘達が今のメンバーか。いつもハクが世話になっている。」
「とりあえず、食べながら話を聞かせてもらおうかサツキ」
「そうだな。早速だが、私がこのパーティーに入る事になった。」
「ブッッ!!なんだって?サツキが!?」
「貴様、何故そこで吹き出すのだ」
呆れ顔のサツキを横目に俺は驚きを隠せない。何故なら彼女は暗部なのだから。
「サツキは暗部の仕事があるだろ!」
「次の任務が終わり次第こちらに合流することになっている。」
「お、おう。それでサツキはいいのか?折角ここまで暗部でやってきたのに。」
「ミミは嬉しいです〜女の子が入ると賑やかですしね〜」
「ソラも賛成だよっ!!」
「そうと決まればよろしくなサツキ。」
「これも仕事の一環だ。気にするな。貴様のパーティは不安だしな。どうせ無茶しかしてないだろう」
「そうなんですよ〜ハクったら戦闘中にボーッとしていてオークにやられる所でしたよ〜」
そんなたわいのない話をし、サツキは1週間後に合流すると言い、お面を付けフードを被り酒場を後にする。
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サツキ
クールなツンデレ。いやツンドラ。
暗部に所属し、ハクのパーティに入る。
職業はアサシン。
親父(王国騎士団 団長 エルド)
主人公ハクの父親。実の父親ではないが、昔命を救ってもらったことから"親父"と呼んでいる。剣の腕は一品でハク以外には引きを取らない程だ。
新しい人物の登場回でした。まだまだ冒険はこれからになります。続きをお楽しみに!