表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
代償  作者: 月明かり 桜月
7/17

7. 服

誤字があったら修正します。

佐藤 楓 - - -



買い出し組と陸が出かけている間に、唯奈に聞きたいことがあった。

歌以外は口に出せないから、持ち歩いているメモ帳に書く。


私 『ユイナは 昨日から服同じだけど 替えの服どうするの?』

唯奈「あ~、家にあるんですけど、、、取りに行った方がいいんですかね?」

私 『家に誰もいない時に取りに行ったら?』

唯奈「、、、基本、家に誰かがいる状態なので、多分、取りにいけないですね。」


う~ん。ならどうしようか。家に誰かがいる状態なら、買いに行ってもいいけど。唯奈がここにいるなら、誰かが探していても、おかしくないんだよな~。


私 『誰かが探している可能性は?』

唯奈「、、、多分、探しているとは思います。見つかったら、大変なことになるんですけど、、、。」

龍 「潜入するか、買いにいくかだね。」

私 『買いに行った方がいい説ある』

唯奈「買いに、、、。」

和 「服なら経費で落とせるんじゃね?」

龍 「事業に関係しなかったら経費で落とせないよ。」

唯奈「事業、なにかしているんですか?」

私 『バンド組んでるよ』

龍 「バンド名ひどいけどね。」

唯奈「なんて言うんですか?」

龍 「未完成。」

和 「『まだ名前は決まっていませんよ』ってことなんだけど、それで通るようになってたり、、、。」

龍 「ファンの間で、その名前の考察が行われていたり、、、。」

唯奈「なるほど。」

私 『役割  ボーカル → 私と陸  ギター → 陸  ピアノ → 一』

和 「他に、機材、イラストと映像、編集がある。」

私 『じゃ バンドに加われば 経費で落とせるんじゃない?』

龍 「いや、多分無理だと思う。経営で使うものじゃないと。」

唯奈「あ、お金は3万円くらいは持ってきたので、頑張れば買えます。」

和 「3万だから、何日分の服?」

私 『頑張れば1週間分は買えるはず』

龍 「かなり買えるじゃん。」

唯奈「じゃあ、買うことにします。」

和 「おし、ひと段落ついたな。そういえば、大樹はどこいった?」

龍 「部屋でイラスト描いてたよ。」

唯奈「バンドのですか?」

和 「多分、歌動画に使うイラストかな。たまにプライベートで描いてるときもあるよ。」

龍 「イラストと映像は、蒼と楓と大樹だね。」

唯奈「残念ながら、私はバンドの力にはなれそうにないです。」

龍 「っていうか、バンドは企業じゃないと思う。」


ドアが開く。


ひの「ただいま。」

龍 「おかえり。」

唯奈「おかえりなさい。」

陸 「たっだいまぁー。」

和 「おかえりー。」

一 「ただいま~。」

蒼 「ただいま。」



~約3時間後~



陸に聞く。


私 『ユイナの服 買いに行きたいんだけど 今から行っていい?』

陸 「あぁ、いいよ。あの店?」

私 『yes』

陸 「おけ、じゃ、蒼も連れて行こうか。」

蒼 「ん?呼んだ?」

陸 「お前、このメンバーじゃ一番センスあるだろ?」

蒼 「え、そうなの?」

陸 「あぁそうだ。だから、唯奈の服選び、ついて行ってやってくれ。」

蒼 「、、、かまわないけど。」

陸 「よし、決まりだな。今から行くのか?」

私 『yes』

陸 「じゃ、いってらっしゃい。」





加野江田 蒼 - - -



なぜ俺が妹の服選びに来てしまったのだろうか。


楓 『ユイナは どういう服が好きなの?』

唯奈「基本、スカート以外、明るい色以外、露出度少なめなら、なんでも着れます。」

俺 「え、なんでもって、」

唯奈「言いましたけど、一番重要なのは "露出度少なめ" ですからね。」

俺 「あ、はい。」

楓 『白とか 灰色とかは?』

唯奈「あぁ、そういう色なら受け付けます。ピンクとか水色は、差し色なら平気です。あと、可愛い系は、ちょっと遠慮します。」

楓 『私とまったく同じだね』

俺 「おけ、把握。それなら俺の得意分野だね。」

唯奈「女の子の服見るのが趣味なんですか?」

俺 「変態みたいに言わないでくれよ。かっこいい感じの服が好みってことだろ?まかせとけ。」


~十数分後~


俺 「着いたな。どれくらいの量買うんだ?」

唯奈「ここで3日分だっけ?で、近くの店で4日分?」

俺 「一人でそんなにかったら、怪しまれるんじゃねぇか?」

楓 『だから私がいるんでしょ?』

俺 「あ~。」


一人で買う服を、二人で二等分するってことか。なるほど。ん?


俺 「俺いたら、ある意味怪しまれるんじゃ?」

唯奈「女2人と、男1人、、、。確かにそうですね。」

楓 『3歳差と1歳差だから 兄妹ってことでいいと思う。』


え~。まぁ、


俺 「それでいっか。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ