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代償  作者: 月明かり 桜月
5/17

5. Sweet stuff

誤字があればすぐに修正します。

赤野あかの 唯奈ゆいな - - -



寝室のドアを兄さんが開けて、階段を上り、昨日いた部屋に入る。


龍 「おはよう。」

陸 「お、起きたか。わりぃ、朝食まだできてないんだ。」


その部屋には、キッチンがある。そのキッチンで、陸と龍と楓が朝食を作っている。冷蔵庫は2つある。テレビもある。たまにアニメ鑑賞会を開いているらしい。5つのソファがコの字に配置されていて、コの字のソファの内側には2つの大きな机が並べてある。


龍 「ひのと一が起きてたから、行ってきていいよ。」

蒼 「どこにいる?」

龍 「ひのの部屋でゲームしてた。」

蒼 「おけ、じゃあ誘ってみるわ。唯奈も行くか?」

唯奈「どこに?」

蒼 「いつも朝、ひのと俺と一で、運動してんだ。運動と言っても、散歩だけどな。」

唯奈「、、、じゃあ、行く。」

陸 「おぉ、唯奈も運動組参戦か。知人には見つからないようにね。」

蒼 「見つかったらすぐ報告しろよ。じゃあ行ってくる。」

龍 「いってらっしゃい。」


部屋を出て、階段を下りて、ひのの部屋に着き、ドアをノックし、入室の許可を得て、ドアを開ける。ドアを開くと同時に、楽しそうな声が聞こえた。


一 「は?ひの強すぎるんだよ!」

ひの「フッッ、ババ抜きにはな、Winningウィーニング strategyスターデジィがあるんだよ。」

唯奈「発音めっちゃいいな。」

一 「勝利戦略!?なんだ?教えてくれ!」

蒼 「意味知ってんだな。」

ひの「500円とるぞ。」

一 「うぅ、、、。は、払ってやる!」

蒼 「払うなよ。ババ抜き 半分運ゲーだぞ?」

ひの「瞬きしないことだ!!!」

蒼 「ドヤ顔で言うなよ!目ぇ痛くなるだけだわ!!!絶対マネしない方がいいよなそれ!?」

一 「いや、人は平均30秒は我慢できるらしいし、30秒以内に決着をつければ、勝てなくもない。」

蒼 「手持ちのカード何枚で始めりゃいいんだよ!」

唯奈「いや、頑張れば4分は耐えられます。1分を超えた辺りから顔面が崩壊し、強烈な痛みが目を襲い、涙が出てきてババ抜きどころではなくなりますが、勝利をつかみたいならする価値はあります。」

蒼 「なんでお前も乗るんだよ!」

一 「そうか、4分か、、、。」

蒼 「そうかじゃねぇよ。たかがババ抜きだぞ?」

一 「たかがってなんだよ!全国100憶人のババ抜きファンの皆様に謝れ!」

ひの「そうだそうだ!」

蒼 「全国100億人もいないけどな。ってお前らかよババ抜きファン!」

ひの「はぁ、、、。蒼のツッコミもまだまだだな。」

蒼 「いや、これ以上のツッコミがあるなら教えてほしいくらいだわ。」

ひの「教えてやる。500円だ。」

蒼 「払わねーよ。」

ひの「1000円でもいいぞ?」

蒼 「2倍になってどーする!?」

一 「え?払わねぇのか?」

蒼 「お前はそれで断ったことがねぇのか!?」


まさか兄がツッコミ役だとは知らなかった。


ひの「いやぁ、正直言って、結構面白かった。」

一 「Me too.」

唯奈「同じく。」

蒼 「お前らは俺に何を期待してるんだよ。」


でもまだ兄の力不足を感じる。まぁ、結構上手かったけど。


ひの「悪い、楽しくてな、お前をいじるのが。」

蒼 「え?俺いじられてたの?」

一 「気付いてなかったんだ。」


普通に気付かなかった。


ひの「、、、フフッ」

蒼 「乙女見たいな笑い方すんな!あとそのゲス顔やめろ!」

ひの「で、何だ?唯奈もいるし。」

蒼 「すっかり忘れてたわ。」


忘れてたんだ。


蒼 「飯まだみてぇだからさ、外行かね?」

一 「賛成、ひのはどうする?」

ひの「俺も行こう。唯奈もか。」

蒼 「おうよ。」


このメンバー不安しかないんだけど。地味にキャラが行方不明だし。





武宮たけみや はじめ - - -



玄関を出て、外に出て、20m歩き、表札の場所に着く。


ひの「唯奈、お前の家は、アジトを背にして左だよな。」

唯奈「はい、そうです。」

蒼 「じゃ、今日は西だな。」

唯奈「反対方向に行くんですか?」

蒼 「そういうことだ。」

ひの「西っていったら、森があるよな。行くか?」

俺 「立ち入り禁止だろ?見つからねぇか?」

蒼 「まぁ、逃げればいいでしょ。」

ひの「唯奈、お前、運動はどのくらいできる?」

唯奈「自信はあります。」

俺 「なら、大丈夫だろ。」


歩きはじめる。


蒼 「、、、何話す?」

ひの「いい遊び思い出したわ。」

俺 「なんだ?」

ひの「かきくけこ禁止ゲーム。」

俺 「ああぁ、あれか。」

蒼 「どういう遊びだ?」

唯奈「私も知りません。」


瞬きにあんなにも詳しいのに、このゲーム知らないんだな。


俺 「説明するより、先にやった方がいいな。」

ひの「両方禁止にするか?」

俺 「そうだな。濁点はありにしようぜ。」

ひの「テーマは?」

俺 「会社の面接。」

ひの「じゃあ一、審査員してくれ。」

俺 「了解。じゃあ、、、スタート!」


~ここから茶番です~


俺 「はじめまして。」

ひの「はじめまして。」

俺 「えー本社は、、、寿司ラーメン店です。あなたの名前は知っている。自分のPRを頼む。」

蒼 「あ、口調は自由なんだ。」

ひの「えーー。俺には、技術がある。俺が本社に入れば、大ヒットメニューをcookだ。」

唯奈「英語いいんですか?」 

ひの「英語無しとはルールにない。」

俺 「ほ~、、、。」


いいさ。それならこっちにも考えがある。あんまり使いたくないが、、、。


俺 「If you hire you, will you cook it?」

蒼 「え?マジで?」

ひの「Yes, I cook.」

蒼 「なんでお前は張り合うんだよ。」

唯奈「They are amazing!」

蒼 「俺がおかしいのか!?」


いや、おかしいのは俺らだ。お前も含めてな。


俺 「What do you want to make?」

ひの「うぅ、、、イ、It's,,,"watagashiramen"!!」

唯奈「アァハハハハハ!!!He has a great idea!」

蒼 「なんつった?わたがしラーメン?」

俺 「フハハハハ!!!Why do you want to make it?」

ひの「ビ、Because I like sweet.」

唯奈「お、お腹痛いぃ!」

俺 「フハハハ!Do you like sweets?」

ひの「イ、Yes, I like it!」


これは負けを認めるしかないか。


俺 「ユ、You are interesting! Adopted!」

ひの「ウェーーイ!」

唯奈「お、おめでとうございます。」

蒼 「俺全然わからなかった。」

ひの「この面白さが分からないのは、ある意味かわいそうだわ。」

俺 「ほんとそれ。」

唯奈「久しぶりに声出して笑いました。」

俺 「すげえ腹痛い。」

ひの「俺も。自分の発想に笑ったわ。」

俺 「唯奈の言った通りだ、やべぇよひの。」

蒼 「わたがしラーメン?」

唯奈「アァハハハハハハ!!」

俺 「フハハハァ!」

ひの「フフ、や、やめろ!軽いツボなんだ!!、、、ンハハハハ!!」


~数十秒後~


唯奈「や、やっと痛みがマシになってきました。」

俺 「ちなみにひの、寿司は何を作るつもりだったんだ?」

ひの「餡子あんこ寿司。」

俺 「どうやって作るつもりだよ!」

ひの「しゃりの上に餡子乗せる。」

蒼 「意外と合いそうだけどな。」

唯奈「ちなみに何で餡子なんですか?」

ひの「Because I like sweet.」

蒼 「どういう意味だ?」

俺 「甘いものが好きって意味だ。」

ひの「甘いものが食えるってことは平和ってことだぞ。」

蒼 「まぁ、確かにそうだな。」


~数分後~


俺 「通行人がいなくてよかったよ。危うく通報されるとこだった。」

唯奈「ひのさん、ほんと才能ありますよ。」

ひの「あぁ、自分でも思ってる。、、、ん、ちょっと待て。」


ひのが自分用の携帯をポケットから取り出した。携帯と言っても、最近のスマートフォンとかではない。ガラケーだ。


ひの「龍からメール、飯そろそろ出来るって。」

蒼 「じゃあ、森はまた今度だな。」

ひの「『すぐ帰る』っと、、、。」

俺 「でも俺、もう満足だわ。」


歩いた道を戻る。玄関からもう少しの所でひのが口を開く。


ひの「なぁ一。」

俺 「ん?」

ひの「まだ500円もらってないんだけど。」

俺 「いや、あげねぇぞ?」


~二階の部屋~


龍 「お帰り。」

陸 「おっかえりぃ~。」

ひの「あぁ、ただいま。」

唯奈「ただいまです。」

蒼 「ただいま。」

俺 「ただいま~。」


和、陸、龍、楓、大樹は、先にソファに座っていた。

和と陸と龍は声で迎え、楓と大樹は顔で迎えてくれた。


机には、9人分の和食がある。手を洗い、全員 自分の定位置に腰をおろす。手を合わせる。


ひの「それじゃあ、」


ひの・和・俺・陸・蒼・龍・唯奈

「いただきます。」


それを言うと、一人ひとりが自分のペースで食べ始める。

「ごちそうさまでした。」は皆バラバラだ。


蒼 「なぁ、結局あれは何だったんだ?」

俺 「あれって?」

蒼 「ほら、わたg」

ひの「忘れろ。あれは人の腹筋を破壊する兵器となったんだ。」

和 「パンドラの箱みたいな?」

唯奈「まったくその通りです。」

陸 「あ、そうそう。今日の昼はラーメンだよ。」


吹き出した2人と耐えた1人。


唯奈「ガ、ガ八ッ!ガ八ッ!」

ひの「グハッ、、、グッ、、、。」

俺 「あ、あっぶねぇ。危うく死ぬとこだったぜ。」

龍 「、、、大丈夫?」

和 「致命傷じゃね?」


楓と大樹が心配そうにこちらを見てくる。残念ながら、その顔は治療薬にはならねぇんだ。水をくれ。


ひの「陸!殺す気か!」

唯奈「本当にマジでヤバかったです。」

陸 「え、ごめん。あたし何か変なこと言った?」

蒼 「いや、変なのは陸じゃねぇ。こいつらだ。」

ひの「はぁ、、、これは500円案件だわ。」

わたがしラーメンと餡子寿司のやつは、友達とあいうえお禁止ゲームをしたときに、実際に出たワードです。


(まぁ正直言うと、ネタがなかったので無理矢理ぶち込みました。)


友達にはウケたんですが、多分あまり面白くなかったと思います。

この回は作らなくてもいいと思ったんですが、先の展開のためには作るしかなかったんです。その展開がくるのは大分先になると思います。簡単に言うと伏線を張るだけの回ですね。

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