私のたからもの
初投稿から一月とちょっと。
TOPページから「更新された連載小説」を眺めていた。
ふと目に留まった作品をクリック。
小説情報を覗いてみる。
300話近く続いている。すごいなと感心する。
作者はどんな人かな。作者マイページへ移動してみる。
こまめに活動報告を上げてるんだ。
10万近いPVを達成したと書いてある。
PTが何千を突破しました。と書いてある。
小説情報を覗いてみる。
ブックマークも四桁だ。
羨ましいと思う。
自分の作品とは比べようもない。
私の連載はやっと22話。ブックマークはやっと13件。
PTは二桁。PVはやっと四桁。
ゼロじゃないだけましだろ。仰るとおり。
確かに数本の作品すべてにPTを頂いている。
ゼロの物はひとつもない。
物凄くありがたい。
今回書きたいのはそこではない。
先の作品、私が羨んだ作品。
感想がゼロ。活動報告のコメントもない。
こんなに読まれているのに……
翻って、私の作品には、ありがたいことに、
22話に50件もの感想を頂いている。
先の作者様には申し訳ないが、私の方が幸せだ。
そう思ってしまった。
作品を公開している以上、当然、読んだ方の反応は気になる。
膨大な人数に読まれているのに、読者の声が聞こえないのは、
あまりに寂しいのではないか。
それに比べれば、感想を頂ける私は幸せだ。
PVがゼロの日があろうとも、PTが伸びなかろうと。
活動報告をあげれば、コメントを下さる方がいる。
それだけで私は嬉しい気分になれる。
自慢かと思われる方もいるかもしれないが、ご容赦願いたい。
私には感想をくださる方たちこそが、かけがえのない「たからもの」だ。
好きで読んでいる作品があるという方は、
一言でもいい。読んでるぞと。伝えて頂きたい。
難しい事も、洒落た事もいらない。ただ「読んだよ」だけでいい。
私も以前は感想も評価もしていなかった。
「私ごときがおこがましい」そう思っていた。
初めて感想を頂くまでは。
たった一言送るだけで、あなたは作者の「たからもの」になれる。
ぜひ多くの方に知って頂きたくて、こんな文章を書いた。
願わくば、多くの「たからもの」が誕生しますように。
作家が楽しんで書ければ、よい作品が増え、読者も満足度が上がる。
そういう事が増えればいいなと思っています。