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マフイカ  作者: 甚八
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人間の時代

神話の時代から何百年の時が過ぎた。

人間たちは神や巨人を恐れる心を忘れ始めていたが、火の山を敬う事は欠かさず、街の灯りを絶やすこともなかった。

火の山の麓には人間たちの一番大きな街があった。

火の山を象徴とし、それに祈りを捧げる司祭を長とする大きな街であり聖地である。

この街はちょうど大陸の中程にあり、そして海に沿ってぐるりと八つの国があった。

其々の国が海を見張り神を寄せ付けない役目があったが、最初に人間たちが神々を打ち倒してからその姿を見た者は居なかった。

八つの国には其々王がいた。一司祭八王と言うのがこの世界の秩序であった。

人間の街はそのようにして海辺と大陸の中央で栄えた為、八つの国から聖地へと延びる八本の巡礼の道を除いては輪のように人間の住まない土地が広がっている。

人々の間ではその何処かで、今でも巨人たちが息を殺して人間を狙っているのだと信じられていた。

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