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遅くなってしまいすみません。

ティアとレオの話を楽しんでください。




なぜか顔が赤いレオ様はしばらく固まったままです。


このままでは話が進みませんわ。彼女とのことを詳しく聞かなくては、そもそも賢いレオ様があんな頭のおかしい女に引っかかっていたことの方が気になりますわ。


レオ様は顔立ちの整った男性でさらにこの国の第二王子ということで側室の座を狙ってくる女性が多く近づいてきていました。


それでもレオ様はそんな女性は相手に引っかかることなくうまくかわしてこられた方ですのに、こんな女性に引っかかることはおかしいですわ。


何か理由があるはずですわ。未来の妻となるものとしてそして大好きなレオ様の事ならば何でも解決して見せますわ!!


まだレオ様は固まったままですわね。今のうちに場所を変えましょう。


「学園長。私とレオ様は別室でお話をしますのでこれで失礼いたします。申し訳ありませんが彼女の件についての処置をお願いできますか。」


「任せておきなさい。久しぶりに会うのだからしっかりと話すといいだろう。だから午後の授業は出なくてもいいように担当の先生には言っておこう。それからここと彼女の件については任せておきなさい。」


なんと学園長から嬉しい言葉をいただきました。レオ様とお話するために午後の授業に出なくてもいいということはその間レオ様と一緒にいられますわ!!それに学園長なら任せても安心ですわ。これで心置きなくレオ様とお話できます。


「ありがとうございます。そうさせていただきますね。皆さんもお騒がせしてごめんなさい。ゆっくり休み時間を過ごしてくださいね。」


私は固まったままのレオ様の手を取り、空き教室に転送した。


空き教室には私とレオ様二人だけです。ここでならいろいろ聞けますね。


「レオ様?普段のあなたならあんな変な女性につかまることなどないはずですのにどうしたのですか?彼女のことが好きなのですか?」


私が固まっているレオ様にずっと気になっていたことを聞くとレオ様はようやくこちらを向いてさらに驚いた顔をしている。


「・・・・・?俺はなぜこんなところにいるのだ?確かティアに大好きだと言われて/////」


なぜかレオ様がてれているみたいですが、記憶が飛んでらっしゃるのかしら。


「私がお連れしたのですわ。ここでならレオ様とゆっくりお話できますでしょう?」


レオ様にきっと記憶が飛んでらっしゃるときに起きたことを簡単に説明した。そして最初の質問をしなおした。


「なるほどな、今の状況は理解した。質問の答えだが確かに普段の俺なら相手にしなかっただろうな。引っかかったのには少し心当たりがある。それと俺は別に彼女のことが好きになったわけではない。」


一番不安だった部分の答えを聞くことが出来て私は少し安心しました。


レオ様が彼女のことが好きになったと言われたらどうしようかと思いました。


「でしたらなぜ彼女なんかに引っかかったのですか?」


「それは・・・・俺自身に問題があるが原因はティアお前だな。」


レオ様の一言に私は目の前が真っ暗になった。レオ様がおかしくなってしまうようなことを私は自覚なしに一体何をしてしまったのでしょう?













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