バトル魂
「半角!!!」
相対性理論(それとも特殊相対性理論だったか?)によると質量はエネルギーらしい。では質量を持たないものは何なのだろう。
たとえば意思、たとえば戦争、たとえば経済、たとえば言葉。
言葉は質量を持たない。しかし人を動かす。私のではなく他の誰か、あるいは何かから習得した、私が認識する言葉は私の行動に理由を与えることができ、私の言葉は誰かの行動に影響を与える──おそらく、というのも矮小な1人の人間がかしこくも他人を動かせると思い上がるとロクなことにならないからだ──ことがある。
言葉は言葉は以外の何なのだろう。
何かだったとしたら。
文字。
文字は言葉だろう、多分。
言葉とは何か?
その定義には言葉を用いるしかない。なぜなら、『定義』という言葉自体が言葉であり、『定義する』ことも言葉を用いてしか達成できないのだから。
あるものを用いてあるもの自体を過不足なく説明するなど、可能なのだろうか。
なんだっけ、ゲーデル? が何か言ってたような。不完全性定理。数学の不完全さを数学で証明してしまったというアレだ。もっと細かいなんかがあるのだろうけれど、浅学の身の理解としてはその程度の、アレだ。とにかく、ある体系のみである体系を完璧に説明はできない?
わかんない。アメリカで食べている寿司はどんな味がするのだろう。メリーさんのひつじは狼少年が根こそぎにした。かわしまのカレーはおいしい。
それだけだ。
何が?
ちんぽんつけ! 味噌汁は味噌なのか、出汁なのか、あるいは具なのか。愚にもつかないな、こんな問いは(そう、具だけに!!!)。
毎日がエ████だと藤くんは言っていた。私からすれば、言葉は言葉だ。あれ? 藤くんより頭がいいかもしれないな、これは。
早速論文にしたためよう。
おーい! ゴライオン、ゴライオン!!!
「何かな、ご主人よ」
おお、ゴライオン!
お前はいつ見てもかぐわしいな。それでいて必ず紳士だ。魔法威力5倍。
すくつ……いや、ウシオ……
「主命とあらば」
バシィ!!!
半角にするまでもない。
言葉が文字、文字ひとつは一単位。
では半角は? 半単位……というのは聞いたことがない。最小の単位をさらに半分にする利便性などおよそ思いつかないからだ。
人間の限界……マヂ無理……٩( 'ω' )و←これは文字なのか? 文字だろう。では言葉とは???
私は悠久の三位一体(この場合、料理のさしすせそはさすそになるだろう)に想いを馳せつつ、煙草に火をつけるのであった。
あつつ! これはごぼうスティックだ! あなたの皮膚は熱に慣れた。(火炎耐性**)
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