表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絵本を開いて、閉まらない。  作者: 真白 白色
よくよく考えたら非日常な日常編
7/22

女装ってのは華奢な人がやるからこそいいって思うんだ。

「はやく起きてくださいよー」



「・・・チッ」



「え、怖い!」



 どうせ起こされるならライラさんみたいな美人さんがいいですー、とぶすくれながら起き上がる。

おっと思いのほか美人さんが目の前にいらっしゃる。



これはもう握手求めるしかないよね!!





「初めまして!幸奈と申します、美人さんのお名前は?」




「えっ?やだー!もう美人さんだなんてー、アイリーンっていうのぉ。よろしくねー!!」




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、はい。」




 なんか相手のテンション高いと萎えるよね。

いやそれよりもさ、わざと押し上げたような気持ちの悪い高音なお声はなんでしょうかね。あ、あれですか、オカマですか。

私としたことが、顔しか見えていなかった。

ぶりぶりの可愛らしすぎる服に包まれているのは紛れもない男性の体躯だ。あれ、全然華奢じゃないむしろゴツイ。



 一気に冷めたわー。ついでに覚めた眠気も再びこんにちはだわー。





「おやすみなさい。」



「え!」



 あれ、ていうかなんで私魔王の執務室のソファで寝てんの。

あ、そうだそうだ。いつも通り魔王の頭にかかと落としをキメたまではよかった・・・こっちでは昼だけど、あっちではまだ早朝五時だったんだよねー。

そりゃ眠いよねっつーことでソファで寝たんだった。



 とそこから、冒頭。



 窓を見るともうオレンジ色に染まっていた。

寝起きにこんな寝覚めの悪くなりそうなもんよこしてんじゃねーよと悪づきたくなった。

嫌がらせ?ねぇ、これ嫌がらせ?




「クソッ!もう帰る!!」



「え、なんで!?」






 と言って帰れないのが悲しいところである。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ