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絵本を開いて、閉まらない。  作者: 真白 白色
気がついたら戻れない編
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復讐勇者と再会しました。


「あれ、あんときの・・・」



「あ、復讐勇者じゃない、お久ー。」



「行くあてもなさそうだったからうちで雇ったんだ。頭も良いみたいだし、宰相として。」



 え、なんなのもう聖人君主にでもなるんですか魔王。天使か、天使なのか魔王。

久しぶりに見た勇者はなんだか小奇麗になってた。


鴉色の襟足までの髪に同色の目は前会った時みたいに澱んでないし、服装もきちんとした服になってる。

おー、普通にイケメンなんだけど。

いや、前見たときもイケメンだったけどね!


 そんな彼は私が何故ここにいるのか不思議なようだ。

ちなみに私は今魔王に城の案内をしてもらっていたところだ。現在中庭です。



「ていうかなんでアンタいんの。」



「トリップ迷子ですー。帰れなくて困ってるんですー。四日目に突入ですよ。」




「・・・・・そうか。」



 え、なにその悪いこと聞いちまったぜ!的な表情。

いや別にそのうちひょっこり帰れると思うから気にしてないけどね?え、なにこいつ実はいいやつなの。

なんでこんないいやつばかりなんだ実は天国かここ。




「違いますよ。」



 サトリか。

すれ違った宰相に笑顔で指摘された。あ、復讐勇者も宰相かややこしいな。



「そういえば復讐勇者、お前名前は?」



「馴れ馴れしいな!いや、別に嫌なわけじゃないけど・・・かけるだよ。」



「私は幸奈だよ、たぶんちょくちょく合うからよろしく。出現ポイントは主に魔王の頭上だから。」



「迷惑だな!」




 翔はツッコミらしい。

髪も長めだし・・・将来が心配だな。主に頭髪的な意味で。




「なにその憐れみの視線、やめてくんない?なんかイラっとする。」



「まぁね!」






 私の憐れみの視線は苛々すると評判だからね!






絵本を開けば、その2に登場してきた勇者です。

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