表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絵本を開いて、閉まらない。  作者: 真白 白色
もはやこれが日常編
20/22

あけおめことよろ!!



「あけおめことよろ!今年の目標は幸奈に結婚を承諾してもらうこと!」



「めげないよねぇお前。あけおめ。」



 新年早々、窓を開けてそう叫んできたのは白雪姫・・・ではなくただの美少女顔の幼馴染だった。

しかもそのまま部屋に侵入してきやがった。

夜中だし眠いため、そのわずかな窓と窓の間に突き落としてやろうかとか微塵も考えちゃいない。あぁ考えちゃいないとも。


 知世はベッドでいまだに起き上がらない私の横に来て、手を握った・・・・のがいけなかった。



「僕と結婚して!」



「あらあらまぁまぁ・・・若いですわねぇ。」



 気がつけば、すっかり見慣れた魔王の執務室。知世の後ろには、机で黙々と書類をかたしている魔王と、お茶を用意していた宰相の姿があった。

あー・・・まさかの二人一緒にトリップしちゃったよ。



「えっ、なにこれ。」



「なにもこれもこういう状況だ、察せ幼馴染よ。」



「これで何かを察せる人は仏様か神さまだよ。人外か変人だよ。」




 なるほどつまりこの状況初体験で察せてしまった私は変人であると・・・よし、もうお前の求婚は受け付けないからな。




「陛下にその美少年に・・・ユキナさん。貴女中々の策士ですわねぇ。」



「とんでもねぇ誤解ですよ宰相さん!私は最初から貴女一筋です!!」



「あらそれはどうもありがとうございますわ、ユキナさん。今度こそ本当に食べて差し上げましょうか?」



「すみませんでした。」



 即頭を下げた。

いやちょっと待て、新年早々なにやってんだ私。



「え、ていうかちょっと待って。幸奈この魔王さんにも求婚されてんの?」



「こっちでも酷い誤解が、違うんだ知世。」



「ここぞとばかりに名前で呼んでも誤魔化されないんだからね!どういうこと幸奈!」



「なんで浮気がバレた彼氏みたいな問い詰められ方してんだ私。いや違うから、求婚とかされてないから。

 そんな酔狂なことすんのお前くらいだから安心しろよ女顔。」



「君自分を好いていてくれる子によくもまぁそんな言い方できるね」



 魔王はそんな目で私を見るな。

後コレは割りと平常運転なので気にしなくていいです。








落ち?そんなものは・・・ない!

あけましておめでとうございます。

こんな作品ですが、今年もよろしくお願いします!m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ