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絵本を開いて、閉まらない。  作者: 真白 白色
気がついたら戻れない編
2/22

あらら、困った困った



 さて、ここでちょっとした問題が発生した。




「あれ、帰らないの?」


「そういえば、結局昨日はお泊りでしたね。」



 それは言外にさっさと帰れと言っているのか。

まったくもって・・・やれやれ。


さてそろそろ帰りたいなーと思い始めて数時間・・・いや、昨日から既に帰りたい気分ではあるんだけどさ。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ソウデスネ。」


「え、なにその間。」


「まさか帰れないんですの?」


 冷や汗が背中を伝う感じがする。

おっと本格的に肝が冷えてきたぞ?どうする私。




「そのまさかです。」




 しん・・・・と降りた静寂。

やだ間が痛い。




「え!君って自分で行き来してたんじゃないの!?」



「そんなチート能力が私なんかにあると思うんですか?バカですかアホですか?」



「うん、ごめんねオレが馬鹿だった」




 というか宰相は魔王への無礼な発言はスルーしてくれるらしい。

いや、この宰相こそ普段陛下に失礼な事言ってるからいいのだろうけどもさ。




「途方にくれているところです。」



「あー・・・・じゃぁ、とりあえず泊まってく?」





 魔王、見てくれはただの魔王なのに中身は天使か。





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