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絵本を開いて、閉まらない。  作者: 真白 白色
もはやこれが日常編
18/22

七夕で願い事を書くのに年齢制限はないよね。

ぐだぐだした会話文のみ



「サンタは子供にしかプレゼントをくれない。けれど七夕は年齢制限はかけないよね。」



「そうだね。」



「子どもという枠を超えてしまった大人たちの切実な願望を聞き入れてくれる数少ない行事なんだ・・・」



「うん、そうだね。」



「だから笹の葉くらい用意しておくべきだと思うんだよ、なぁ金持ち。」



「それ僕のことだよね。嫌味のように名前呼んでくれたほうがまだマシな呼び方にランクダウンだね。」



「勢い余って短冊だけ用意しちゃったよ。どうすんのこれ、無駄になっちゃうよこれ。

好きな人の要望くらい察して叶えてやろうぜ。」



「じゃぁ用意してあげるから結婚してね。」



「短冊に書いとけ。」



「書いたら結婚してくれる?」



「できると思ったんならお前は馬鹿だ。」



「だよね。」



「よくそこまで言えるよね君。」



「いつものことながら湧いて出たね。」



「いやさっきからいたよねその人。」



「さて唐突ですが今日は笹の葉にありのままの自分の願望を書き綴るとお星様がもしかしたらそれを叶えてくれちゃうかもしれない日です。」



「なんていうか・・・なんだか欲望にまみれた人間が考えたんだね。」



「違うからね、誤解しないでくださいね。」



「知世は黙ってろ。で、きみは何を願いたいの?」



「えー・・・国家の安定と安寧。」



「はー魔王らしい面白くない答えだね。」



「馬鹿にしてる?」






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