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その腹黒さも一面である  作者: 縁側之猫
3章 領内外
44/61

039 采配

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正直受け入れても受け入れなくてもどちらでも良いと思った。


自分が直接関わった人達ではない見ず知らずの他人だ。


それでも、


「では受け入れましょう」


と答えたのは日本人気質だからだろうか。

赤の他人でも話だけでも、聞いてしまえば同情する自分の気質。

国外では無いだろうなと思うが、それでも少しだけでも傾いてしまったので仕方が無い。


「具体的にはどうするんです?」


「それは知りません」


聞かれたのではっきり答える。


「私は方針を決める助言をするだけなので、決まった方針で出来る事をやってください。それが揉め事を別方面から回避する方法だったりだとは思いますが、門外漢ですので事後処理は任せます。その為の専門家でしょうし」


実際やるかやらないかの二択でしかないので、あとは決断する意思だけだったと思う。

どちらを選択しても問題はあるわけだし。


それにあれこれ考えるのは面倒だ。


「分かりました、それでは詳細はこちらで詰めますので今日はお帰り下さい。明日報告を聞いて頂き手伝って頂く事があればその時またご助言なりを頂きます」


嫌な言い方だったかもしれないが、もともと彼らの仕事である。

発破になったか分からないがそっれでも私抜きで話を進めてくれるようなので任せる事にした。


「それではまた明日」


なんだかんだと時間は過ぎて日は暮れていた。


サービス残業という概念が無いからあれだが、仕事は定時で帰りたいものだ。

まあ基本無理なんだがな。


部屋を後にして自宅へと歩を進める。


帰り際にそう言えばとこの世界での目的の一旦を思い出す。


ようやく手に入れた製紙の方法について、進展を確認せねばと。


学院の研究機関に方法試作を頼んだはいいがその後の経過を聞いていなかった。

それほど早く成果が上がるものでも無いのだが、それでも思い出してしまうと気がはやる。


まだ見ぬ本を手にする日を夢想して眠りについた。


書きため時間が無いので短文ですが

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