第一話 プロローグ
この物語はフィクションです。実在する人物、団体、事件とは一切関係ありません。
人は戦いを続ける。-----
西暦2162年、化石燃料は残り5%をきり地球の温暖化は進み大陸の6割は砂漠の世界に変わった。
人類は、化石燃料に変わる新たな燃料の開発に力を注いだが、新たな進展は見られないままだ。
やがて、地球を捨て宇宙進出のため宇宙開発に力を注ぐ国が出始め、世界は混乱していた。
人類には話し合う時間はなかった。
そんな中、4月に北半球で謎の人型戦闘兵器が発見された。
全長20.0m、重量18.0t、戦艦の主砲にも耐える厚い装甲、そしてエネルギーを半永久的に生み出す
コアの様な物体が胸にあった。この兵器はまだ謎が多く、長くても1分程しか起動しなかったが、
多くの技術が世界の発展に貢献されることが期待されていた。
しかし、この兵器を発見したオーストラリアはこれを独占し国々を敵に回し「反乱軍」となった。
宇宙開発の西洋連合「the West Union」(略称WU)と燃料開発の東洋連合「バオム」は、当然
この兵器が欲しがった、こうして平和になった世界は3つに別れ、
再び、戦争が始まった。
謎の兵器は要塞・砦などの意味をもつ「フォートレス」と名づけられた。
フォートレスの発見から3ヶ月が経ち、戦闘機や戦車には二足歩行用の足が付き、フォートレス程
ではないが強度が高くなった。相変わらずフォートレスを長時間起動させられないでいたが、
軍事には役に立っていた。
現在、フォートレスは12体発見され、WUに4体、バオムに1体、反乱軍に7体所有している。
フォートレスはそれぞれ違う形をしていて、多くの種類を持つ反乱軍は戦争で優位に振舞っていた。
地球の未来のために戦うのか、それとも戦う理由はないのか、人類はまた戦争をくりかえし
なにかを得るだろうか?
わからないまま人は戦いを続ける------
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