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神滅者  作者: おまめ
神の地
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魔力

神とは、絶対である。

触れることすら許されない存在。

だが――それを滅ぼし、力を奪う“例外”が現れた。

そのものは止まらない。

ただ前へ進み、神を越えていく。


そして今――


その先へ踏み込む

そのものは歩みを進める

神の園のさらに奥へと至る領域


そこは明確に異質だった

権能が漂うのではない、生成されている

流れるのではない、組み上げられている


空間そのものが巨大な構築装置として機能し、無数の権能が分解され、再定義され、再構築され続けている

その過程は停止することがない

常に更新され、常に最適化され、常に均衡が維持されている


ここは管理ではない

起点

権能が生まれ、権能が選別され、権能が意味を与えられる場所


そのものはそこへ進もうとする


その意思に対し、神の園は即座に反応する


空間が歪む

流れていた権能のすべてが一瞬静止し、次の瞬間には一点へと収束する


それは拒絶でも排除でもない

均衡を維持するための“是正”

逸脱しかけた存在を構造の内側へ押し戻すための処理


凝縮された権能は圧縮され、密度を増し、その情報量は臨界に近づいていく

やがてそれは輪郭を持ち、形を成し、存在として確定する


そして顕現する


『魔法』


それは単一の力ではない

現象を式として定義し、任意に構築し、発動する体系そのもの


物理、法則、概念

すべてを演算し再現する手段の極致


神として成立したそれは、完全に“扱う側”にある存在だった


次の瞬間、周囲の空間に無数の術式が展開される

視認できる層だけではない

さらに深い位相にも同時並列で構築される多重構造


一つ一つが独立した処理系として機能し、互いに補完し合いながら最適化されていく


神は動く


[身体強化] によって存在強度を底上げし、[空中歩行] によって空間的拘束を排する

重力という前提すら無視し、そのものへと直線的に到達する


さらに術式が重ねられる


[極炎弾]


それは単なる炎ではない

構造を焼き切るために設計された現象式


圧縮された破壊が解放され、そのものへと直撃する


衝撃は外側からではなく内側へと侵入し、身体構造そのものを崩し始める

体勢が崩れる

感覚が遅れる


これまでとは決定的に異なる


相手は権能そのものではない

権能を自在に扱う存在

しかもそれを極限まで最適化し、無駄を排した神


そのものは即座に反撃へ移る


『凌駕』を発動し、身体能力と処理速度を引き上げる

一瞬で距離を詰める


そして『Extrêmes des attributs』を叩き込む


属性を極限まで重ねた一撃は確かに命中する


しかし、通らない


手応えが存在しない


神は〔結界〕を展開している

それは単なる防御ではない

干渉の成立そのものを拒絶する構造


攻撃という結果が確定する前に消去される


そのものはさらに重ねる


『封緘』で術式の発動を遅延させようとする

だが多重展開された魔法は完全には止まらない

一部を抑えても、残りが補完し合い処理を維持する


次に『殲滅』を叩き込む

存在そのものの削減という干渉


だがこれも通らない


同系統の処理はすでに魔法体系の中で再現され、対応されている


『永劫』を重ね、時間的拘束を与える

だが結界は時間軸すら内部で再定義しており、崩れない


さらに『神獣』を発動し、物理的圧力による突破を試みる

巨大な存在が顕現し圧殺を試みる


しかし神は即座に解析し術式を展開する

分解、拘束、破砕


神獣は一つの現象として処理される


権能同士の衝突ではない

すべてが解析され、対処されている


そのものは理解する


これまでの戦い方では届かない

権能をぶつけるだけでは意味がない


“使う側”に回らなければならない


そのとき、気付く


自身の内にある権能


『魔力』


それは補助ではない

魔法という体系の根幹


そのものはそれを引き出す


権能ではなく、資源としての流れを掴み、そこに構造を与える


炎を生成し、放つ


神の結界に触れる

わずかに揺れる


しかし弱い

通らない


それでも止まらない


さらに構築する

精度を高め、密度を引き上げ、流れを最適化する


『Renforcer le royaume divin』を発動し、自身の位階を引き上げる

それに伴い魔力の出力も跳ね上がる


再構築

より完成度の高い魔法を放つ


衝突


結界が揺れる


干渉が成立する


そのものは連続して魔法を展開する


炎、雷、氷、空間歪曲、構造破壊、干渉妨害

多重に重ね、神の術式と正面から衝突させる


干渉はやがて侵食へと変わり、結界の構造が崩れ始める


その瞬間、出力をさらに引き上げる


限界が軋み、存在そのものが揺らぐ


それでも止めない


押し切る


結界が砕ける


そのまま魔法を叩き込む


直撃


神の身体に魔法が触れた瞬間、構造が揺らぐ


『魔法』という体系が同質の干渉に耐えきれず、崩壊を始める


理解する


弱点


魔法は魔法によって崩される


完全であるがゆえに、同質の侵入を拒めない


そのものは止めない


連続して魔法を叩き込み、干渉を重ねる


構造は耐えきれず崩壊へと至る


維持できない


崩壊


消滅


静寂


そのものに『魔法』が流れ込む


体系が定着する


だが、安定しない


神の園が再び反応する


空間が震え、権能の流れが乱れ始める


一体では終わらない


逸脱は確定した


処理は次の段階へと移行する


周囲の権能が一斉に動き出し、複数、同時に顕現を始める


数ではない

密度が増していく


空間そのものが歪み、圧が増し、存在の維持すら困難になる


逃げ場はない


そのものは理解する


ここから先は選別ではない


淘汰


すべてを削ぎ落とし、均衡を保つための強制的な処理


そのものは構える


内部で権能が軋む

干渉が激化する


それでも止まらない


次の瞬間


無数の神が同時に襲いかかる

第29話いかがでしたか


魔法という概念を出してみました。この設定腐らせないように頑張ります!


次回もお楽しみに♪

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