第1話 世界を知る為に
私は10歳になり〘聖眼〙を得たの。
これまでは〘聖眼〙を得るの待つ為に、極力目立たずに行動を取ってきた。そして〘聖眼〙の力を得たこれからは〘聖眼〙の力を行使と制御する為に必要な行動をとる事になるの。その行動とこれまでの行動とは何が違うのかはよく判らないけど、ママが決めた事なら間違いないから、全てを任せる事にしたの。
そして決まった内容はこんな感じなの。
1.〘聖眼〙の力を行使と制御をする為にはこれまで以上に心身の成長が必要になる。
2.セレスティアは世間と離れた生活してきた為に、世界の常識を学ぶ必要がある。
3.セレスティアは周りが大人ばかりの環境で育ったので、同世代と交流を持つ必要がある。
この3つを同時にできる場所があるらしい、それが学校だと結論が出たの。
そんな訳で、私は学校へ通って学生生活を送るって事になったの♪
ファンタジー小説によくある、学生生活での親友達との出会いや運命の人との出逢い。色々なテンプレイベントが盛り沢山な学生生活を想像すると、私は妄想だけでお腹いっぱいなっちゃったの♪
そんな私が世界を知る為に、通おうとしてる場所が【国立ティアード学園】なの。帝都キングストンにある全寮制の学園で、文武両道のエリートを育成する事に重点を置いてるらしいの。
更に『学園は全てに平等』を掲げているので平民でも試験に合格すれば通えるらしいの。
貴族と平民が通う学園なら、両方の目線を学べるから一石二鳥だね!そんな訳で私は帝都キングストンへ向かって、ティアード学園の入学試験を受ける事になったんだよね♪




