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第52話 従魔契約

 後発隊が合流した事で、冒険者クランのメンバーが更に充実したの。ガイ、マリーを含めて10人を追加メンバーとして登録したので、総勢15人体制で冒険者クランを運営していく事になったの。

 基本的に3つのパーティーに分かれて活動していく感じで、私が居るのが【光】でミスティーク先生、ブラッド、ガイの4人。【希】はロイがリーダーを【望】はユーリがリーダーを務めて、【希】と【望】はメンバーを流動的に入れ替えるの。


 3つのチームが討伐クエストへ向かうんだけど、私達【光】はゴブリンを求めてダンジョンの低層を攻略してるの。理由は私の〘従魔契約魔法〙を使ってゴブリンと従魔契約をする為なの。人を仲間にすると裏切りのリスクがあると考えると、信頼の見極めが非常に難しいだよね。

 だけど従魔契約なら私の事を絶対に裏切らない。手始めにゴブリンで従魔契約を交わして様子を見て、今後の従魔契約に活かす事にしたの。


 私達はダンジョンの低層を進んで、現れるゴブリンを片っ端から鑑定していくんだけど、魔核持ちのゴブリンが全然現れないの。諦めず探し続けていると、ようやく魔核持ちのゴブリンが1体現れたの。

 私はこのゴブリンを従えるという意思を持って迎え撃つ、聖天双槍の一撃がゴブリンの首を刎ねると消滅した後に、ゴブリンの魔核が残っていたので拾い上げる。

 ブラッドとミスティーク先生が私の方を見て頷いたので、私は魔核に魔力を注いでみると、魔核は赤く輝いて徐々に形を変えていき、赤いゴブリンへと変化したのだった。


〚あなたが私の契約主様ですか?〛

〚そうだよ、貴方は私に仕えてくれるの?〛

〚勿論です。貴女の為にこの命を捧げます〛


 どうやら従魔契約は成功したみたいだね♪


「嬢ちゃん?今の言葉はなんだい?まさか、ゴブリンと会話してたのかい?」


 ミスティーク先生には私とゴブリンの会話の内容が判らなかったみたいだったの。


「うん、先生には会話の内容が判らなかった?」

「あぁ、あたい達には判らない言語だったねぇ、魔語ってヤツなのかもねぇ」

「そうなんですね。一応は従魔契約は成功したので安心して下さい」


 早速、従魔契約したゴブリンを鑑定する。


【名前】

【種族】ゴブリン

【LV】1/15

【体力】10

【魔力】5

【防御】5

【敏捷】5

【知能】5

【運気】1


 うん、滅茶苦茶弱いね。スキルも持ってない。レベルが1/15になってるから、レベルが15になると何かしらの反応がありそうね。


〚名前がないと不自由だから、あなたの名前は今日から【ロハ】にするね〛

〚私は【ロハ】よろしくお願いします〛


 私がゴブリンに名前を付け終えると、ロハの身体が発光して体が少し大きくなったの。ナニかが起こった様なのでロハを鑑定するとステータスとスキルが増えていたの。


【名前】ロハ(従魔)

【種族】ゴブリン

【LV】1/15

【体力】20

【魔力】10

【防御】10

【敏捷】10

【運気】2

〘槍術Lv1〙〘盾術Lv1〙


 名前を与えただけで能力の上昇とスキルを獲得したみたい。ロハのレベルを上げると、どう変わるのかを確認する為に低層でひきつつ討伐する事にしたの。




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― 新着の感想 ―
ゴブリンなんかよりモフモフを従魔にして欲しかった。
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